混声合唱とピアノのための パラペタマピェ [『万葉集』より 作曲:旭井翔一] ---------- 詩に寄せて もともと合唱曲のアイディアが幾つかあり、当初その実現のためには、ある程度「詩」に手を加えることになるだろうと考えておりました(実際はそれほど大きく改変することはありませんでしたが)。そのため、仮に私がどれほど手を加えようと、価値が不変であり、一定以上の力強さをもった詩である必要がありました。また上記の理由から、存命中の方の詩を使うことには抵抗があり、その選択は最初に除外されました(あとでいろいろとややこしいことになっても困りますし……)。その他、「祈り」の要素などのさまざまな理由が絡み合い、結果的に『万葉集』から幾つかピックアップし、このような形となりました。
旭井翔一
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