On the Sunny Side of the Street (2’30”) ---------- 2021年度後期のNHK朝の連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』で流れる楽曲でストーリーの軸として扱われている。原曲は言わずとも知れたジャズのスタンダードナンバー。オシャレなア・カペラ混声合唱にアレンジとなっており、いつでもどこでも歌えるレパートリーにしたい合唱ピースである。 グレード:中級 演奏時間:約2分30秒 <まえがき> 1930年公開のブロードウェイ・ミュージカル『ルー・レスリーのインターナショナル・レビュー』のなかの1曲です。時代は世界恐慌の真っ只中。「たとえ一文無しになっても、陽の当たる通りを歩けば、足元の塵も金に変わるさ」といったポジティブな歌詞と陽気な音楽は当時の人々の心に刺さり、後の世代へも歌い継がれる大ヒット・ナンバーとなりました。NHK朝の連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』のなかでストーリーを支える1曲として扱われたこともあり、お茶の間でも改めて脚光を浴びました。 さてこの編曲は、そんな歌を私なりに素直に無伴奏混声合唱に翻訳したもので、どのパートもスウィングしながら明るい気持ちで歌っていただきたいと思って書き進めていきました。間奏部(33小節目〜)では、『カムカムエヴリバディ』で象徴的に扱われた1936年録音のルイ・アームストロングのバージョンを模したスコアに仕立ててあります。 ドラマを観ていた方もそうでない方も、陽気な雰囲気を楽しんでいただけたら幸いです。(アベタカヒロ)
アベタカヒロ:編曲
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