1 未来行きEXPRESS<プロローグ>(ca.1'59"") 2 蝶の通り道<春>(ca.1'50"") 3 蝉<夏>(ca.2'09"") 4 時の女神(ヴィーナス)<夏から秋へ>(ca.4'29"") 5 風吹いて―どんぐりの物語(おはなし)<秋>(ca.3'11"") 6 雪の夜<冬>(ca.3'26"") 7 あなたへ―旅立ちに寄せるメッセージ<そして春〜エピローグ>(ca.3'45"") ---------- 本作は2006年5月3日、杉並ジュニア混声合唱団の第6回定期演奏会にて初演された(指揮:小林光雄/ピアノ岩佐雪子)。7曲から成り、プロローグ(『未来行きEXPRESS』)では、広大な宇宙の「かけがえのない1ピース」である命の尊さが歌われ、2曲目以降は、日常生活の片隅に垣間見る、小さなものたちの一場面……蝶や蝉、どんぐりの物語が描かれる。組曲を締めくくるエピローグ『あなたへ――旅立ちに寄せるメッセージ』は、混声三部合唱版が中学校で広く親しまれているが、もとは本作の終曲であり、その原型は(小学校教諭である)作者が卒業生に向けて贈ったもの(当初は1番のみ)。ゆえに、歌詞は1番が「旅立つ人へのメッセージ」、2番が「旅立つ人自身の思い」という視点で書かれている。同曲は二群の混声四部合唱による演奏を想定しているが、通常の混声四部合唱でも演奏できる(混声三部合唱版とは調が異なるため、同時演奏には移調が必要)。 [難易度]中級 [対象]中学生・高校生・大学生・一般合唱団
筒井雅子
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