1. なんとなく・青空(2’50” ) 2. 花 (1’15” ) 3. ここ・いま・春 (4’50” ) 4. 夕焼け (3’05” ) ---------- 既刊の「なんとなく・青空」と「花」、「ここ・いま・春」の3曲は2021年、和歌山県で開催された「全国高等学校総合文化祭・合唱部門」に出演する和歌山県合同合唱団(和歌山リーダーズコール)のために作曲された。その後、曲集としてのバランスを考え、終曲として無伴奏の「夕焼け」をピアノ伴奏付きにリメイクが付け加えられた。 グレード:中級 演奏時間:約12分
<まえがき> 多くの合唱団に愛唱していただいている、女声合唱アルバム「みえない手紙」(詩:工藤直子)の続編にあたるものをいつか書きたい、と考えておりました。 この度、2021年の総文(全国高等学校総合文化祭)において、和歌山県の合同女声合唱団(和歌山リーダーズコール)の委嘱を受け、ついに願いが叶い「ここ・いま・春」の誕生と相成りました。 奇しくも「みえない手紙」も、2014年に行われた総文にて、高校生(奈良県高校学校選抜女声合唱団)によって初演されたもので、 本作の出版を控え、「みえない手紙」の前文を読み返すと、 美しい日本語を歌ってほしい。 ―― やさしい言葉に寄り添って、愛されるメロディーを書きたいとの一心で紡いだ音符たちです。 7年経た今も、変わらぬ思いがあることを確認するのです。 ―― あたたかい気持ちになりたいとき、ちょっと心が疲れたときに口ずさんで欲しい、そんな願いを込めて。 コロナ禍の今新しく紡がれる、しかし掌で掬いとれるほどの日常的なメロディーが、自分の人生には必要でした。 あしたは かならず 晴れるにちがいないなあ あしたも わたしは たしかに生きるだろうなあ 私自身が、工藤直子さんのことばと、これらの旋律から明日を生きる希望をもらっている気がします。(相澤直人)
相澤直人
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