きりん (3’00”) ---------- 〈参考音源〉 指 揮 吉田 宏 ピアノ 岩本果子 合 唱 合唱団あたらよ
合唱をはじめたばかりの子どもも楽しく歌える易しいシリーズ「こどもコーラス・コレクションージュニアー」の第6弾。「きりん」という言葉の響きから生まれたユーモアあふれる可愛らしいテキスト。そこに、子ども心をくすぐるような軽快なリズムの音楽が広がる。「こどもコーラス」らしい愛唱曲として、様々な場面で歌いたい作品。参考音源が試聴できるQRコード・合唱指揮者による演奏アドバイス付き。 グレード:初級 演奏時間:約3分
<まえがき> この詩を読んだ時、「きりん」という名前を「ほしがふるような」と表現したまど・みちおさんは、何て素敵なんだろうと思いました。ひとつひとつの言葉を深めていくと、とても奥深い詩だと感じ、合唱パートはもちろんピアノパートにも、私が詩から想像した様々なイメージを盛り込みました。 この曲で私がこだわったことの一つは調です。ハ長調から曲がスタートしますが、ホ長調になりまたハ長調にもどって…という具合に転調を繰り返します。それぞれの調の色、におい、雰囲気を全身で感じ取りながら歌ってください。 もう一つは和音です。和音の変化はもちろん、音の重なり方で印象がだいぶ変わると思います。特に練習番号[H]のところは、少し切ないけれど温かい風が吹くイメージを和音でも表しています。 「きりん きりん きりりりん」は、とてもよい音色の鈴を遠くまでひびき渡らせるように歌ってください。曲中に2か所登場しますが、よく楽譜を比べてみてもらうと色々と違うところが見つかるかと思います。 皆さんの「きりん」を、楽しく想像しながら歌っていただけたら嬉しいです。(山下祐加)
山下祐加
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