ドラえもん (4’30"") ---------- 声楽アンサンブル「Jスコラーズ」のリモート動画合唱作品の中で、「楽しい」「前向きな気持ちになれた」と多く声を寄せられた作品をピース楽譜として出版。アニメの主題歌ではあるが、しっかりした混声四部合唱となっている。ソロがあるがカットしてもソリ(複数人)でも合唱に盛り込んでしまうなど変更は可能。合唱の練習や演奏が思うように出来ない時間が続いているが、出来るようになったら、あの時見た動画の曲をやってみようと思いたくなる作品の一つである。 グレード:中級 演奏時間:約4分30秒 <まえがき> 大山のぶ代さんのドラえもんで育った私にとって、2005年の声優陣一斉交代は驚きだったが、2018年にリリースされた星野源さんの「ドラえもん」にはこれまた驚かされた。 〈どどどどどどどどど、ドラえもん〉という思わず笑顔になる曲の締めくくりは、誰もが身体を動かして歌いたくなるだろう。途中に「ぼくドラえもん」の冒頭のメロディなどが登場するのも凄いアイデアだ。曲全体を通して、ドラえもんという全国民的なアニメに対する深い愛情が感じられる楽曲だと思う。 2020年、コロナ禍で様々な音楽活動、特に合唱活動が制限される中、「リモート合唱」という新たな音楽ジャンルが生まれた。私が音楽監督を務める合唱団「Jスコラーズ」もまた、予定していた公演が次々に中止に追い込まれる中、リモート合唱プロジェクトを開始し、その中で取り上げたのがこの「ドラえもん」でした。 コロナによって閉塞感が漂うネガティブな世の中に、少しでも前向きな楽しい音楽を届けたいという思いでアレンジをし、Jスコラーズのメンバーと共にリモート合唱動画を作成し発表しました。また、ホールでの映像収録も行い、どちらもJスコラーズのYouTubeチャンネルにて公開しております。 アレンジに当たっては、星野源さんならではのビート感を生かし、それぞれのパートにも存在感を持たせ、何よりも合唱パートをサポートする上で最も重要なピアノパートも星野さんのビート感を更に生かせるように書いてみました。合唱パートは音の跳躍が少し難しめですが、ぜひチャレンジしてみてください。このアレンジを多くの合唱団に歌っていただけたら、と胸を膨らませております! 皆さんで「どどどどどどどど!」と楽しく歌いましょう!(榎本 潤)
榎本潤:編曲/星野源・菊池俊輔:作曲
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