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52105007 混声三部とピアノのための「なんとなく・青空」 楽譜 混声三部とピアノのための「なんとなく・青空」
[カワイ出版]

(在庫1冊)

1,430円

1. なんとなく・青空 (2’50”)
2. みえない手紙 (3’55”)
3. あいたくて (3’45”)
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混声三部合唱といえば変声期の男子のために作られた日本固有といってもよい編成であるが、三部をネガティブに捉えることなく、男性が少なくても音楽的にも豊かで実りある混声三部作品を作っていこう、というコンセプトのシリーズ。新シリーズとして表紙も新調。第1弾は、作曲者が工藤直子の詩による既存の作品たちを新たに混声三部合唱にリメイクした曲集。「なんとなく・青空」「みえない手紙」「あいたくて」の3曲。
グレード:中級
演奏時間:約10分30秒

<まえがき>
 混声三部合唱というと、中学・高校での「クラス合唱」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。それらを、大人になった世代が懐古的に歌う企画や、新しい演奏を試みる機会も多く目に留まるようです。色褪せぬ魅力をもつ名曲が数々生まれてきた証と言えるでしょう。
 ところで、多くの合唱団で男声の人数不足に悩まされ、選曲の難しさに直面していらっしゃいます。しかしクラス合唱で歌われる、いわゆる青春を大人が歌うのは、ちょっと気恥ずかしいようです。詩の内容や歌唱の難易度、音域などが配慮された「大人のための混声三部合唱」が、より多く生み出されることが求められています。また「クレーの絵本」(三善晃 作曲)や「青いフォークロア」(信長貴富 作曲)に代表されるような、協奏的なピアノパートを伴う混声三部合唱曲はもっともっと生まれてもおかしくありません。作曲家が混声三部合唱の形態でも自身の芸術を表現できる場面が、もっと存在しても良いのではないでしょうか。

 2020年。コロナ禍。
 私が勤める洗足学園音楽大学のアンサンブルの授業は、女声30名に対して男声は3人でした。男女比ゆえの選曲問題、さらには、強いられたオンラインでの授業に頭を悩ませました。一方、そんな特殊な状況下だからこそ、学生に何かしらの形を残してあげたい思いが募り、自分の既存の曲の中から数曲を混声三部合唱に編作し、授業で取り扱いました。
 このお話をしたところ、混声三部合唱作品の必要性を説くカワイ出版の早川由章さんと意気投合し、新シリーズでの出版第一号とさせていただくことになりました。さらに運のいいことに、東京混声合唱団の演奏会にて、私自らが指揮をし、初演させていただく機会に恵まれました。この楽譜はもちろんのこと、大人の合唱団、しかもトッププロの東京混声合唱団の皆さんがこの作品を歌うその姿とサウンドが、今後の合唱界におけるひとつのメッセージとなることを願ってやみません。(相澤直人)

相澤直人
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