1. ワルツ 第1番“華麗なる大円舞曲” 2. 夜想曲(ノクターン)第2番 3. ワルツ 第7番 4. 幻想即興曲 5. 前奏曲 第15番“雨だれ”「24の前奏曲集」より 6. 幻想即興曲 7. 練習曲 第3番“別れの曲” 8. ポロネーズ 第6番“英雄” ---------- ピアノ曲で有名なショパンだが、誰もが知る名曲の数々を合唱に演奏したら楽しいのではないか?という思いで出来た女声合唱メドレー。愛をテーマに歌われている。歌いやすくするために調を変えてありますが、合唱よりもピアニストの腕を必要とする編曲集。演奏時間の短縮方法の説明および作品のミニ解説付き。 グレード:初級 演奏時間:約6分40秒(短縮可能)
<まえがき> Frederic Francois Chopin(フレデリック・フランソワ・ショパン)。音楽の中心から遠く離れたポーランドに生まれ、華やかなりしパリに没した39年の短くも激動の生涯。ピアノ曲以外はほとんど残さず、その人生のすべてをピアノに捧げた、まさに“ピアノの詩人”。日ごろコーラスを楽しんでいらっしゃる皆さんも、そのメロディーの多くをご存じと思います。 2019年の“発表会が楽しくなるピアノメドレー”「モーツァルトがいっぱい」に始まり、ベートーヴェン、チャイコフスキーと続き、2021年1月には「ショパンがいっぱい」をカワイ出版から出しました。その際、編集担当者より「合唱でもショパンを演奏してみては!」と。多分、ご本人は冗談のつもりだったのでしょうが・・・。その一言がこの「華麗なるショパン」が生まれるきっかけとなりました。 器楽の名旋律を合唱でも楽しもう、というコンセプトの編曲では歌詞をどうするか、ということが最大の問題となるのですが、この「華麗なるショパン」では、ショパンの愛と音楽に満ちた人生を数分間で巡る、といったイメージで、私自身が歌詞を創作してみました。 ショパンの目線でも、彼に思いを寄せる女性の目線でも、どうぞご自分に置き換えて、時に華やかに、時に甘く切なく歌っていただけたら幸いです。 調は変えていますが、それぞれの曲の魅力、世界観を充分に感じていただけるよう、原曲に敬意を払いながら編曲いたしました。ピアノはあまり“伴奏”と思わず、ショパンをソロで弾くような気持ちでコーラスを乗せてあげてください。コーラスの皆さん、この「華麗なるショパン」では、ちょっぴりピアニストにも花を持たせてあげてください。 巻末に《ミニ解説》をつけました。演奏のご参考になれば幸いです。(青木雅也)
青木雅也:作詞・編曲
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