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��. ビーフストロガノフ （3’40”）
��. ハンバーガー （3’15”）
��. パリジャーダ （3’10”）
��. 杏仁豆腐 （3’15”）
��. 広島風お好み焼き （4’30”）
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大好評の「混声のための合唱組曲 キュイジーヌ」の第２弾。2019年、「合唱団SMC」第４回演奏会にて委嘱初演。前作同様、レシピが歌になっており、そのとおりに料理も作れる。歌う側も聴く側も非常に楽しめる作品である。
「ビーフストロガノフ」「ハンバーガー」「パリジャーダ」「杏仁豆腐」「広島風お好み焼き」の全5曲。ピアノ伴奏付き。
グレード：初級
演奏時間：約18分30秒
＜まえがき＞
キュイジーヌ（cuisine）とは、フランス語で料理、料理法、台所といった意味。世界各国の様々な料理のレシピがこの曲集のテキストになっています。
1999年に女声（児童）のための合唱組曲「キュイジーヌ」を発表してから20年、満を持しての第２弾となりました。今回はロシア、アメリカ、アルゼンチン、中国、それぞれの雰囲気を音楽で感じながら美味しい料理を作っていきます。そしてフィナーレは僕も大好きな広島風お好み焼きで楽しく盛り上げます。
�� ビーフストロガノフ
暗く情熱を秘めたロシアのワルツ。冒頭のLentoで極寒のウラル地方へと聴き手を誘います。厳しい自然の中でも暖かいロシアの家庭、食卓を思い描いてください。終結部はロシア民謡「黒い瞳」のパロディーです。
�� ハンバーガー
ファストフードの代表格ですが良い食材にひと手間かければグルメな一品となるでしょう。
曲はポップなアメリカン、ご機嫌に歌い上げましょう。ハーモニーに長２度や短２度のぶつかりがあるので正確に再現して和音のキャラクターを楽しんでください。
�� パリジャーダ
各種肉の炭火焼きを盛り合わせた南米料理、パリージャ（金網）の上で焼く。アクセントの効いたアルゼンチンタンゴに乗せて大真面目に歌ってください。後半のハ長調では本能に（食欲に？）身をまかせゴージャスに喜びを表現しましょう。
�� 杏仁豆腐
中華テイストを織り交ぜた柔らかで甘美な音楽。レシピではなく大好きな杏仁豆腐への思いのこもった詩です、食感や香り色彩などをイメージしながら歌いましょう。特に中間部では溢れ出る愛情が豊かな表現を生み出します。
�� 広島風お好み焼き
広島弁で歌われるテーマを中心としたロンド形式。レシピの部分は自然な語り口を基調として、生き生きとしたリズム感や伸びやかなレガートも交えて欲しい。繰り返しの度に新たな感動を持って、客席を巻き込んでいくような演奏が出来たら最高です。
最後に作曲の機会を与えていただき素晴らしい演奏を聴かせて下さった音森一輝氏とSMCの皆様に心より御礼申し上げます。
(吉岡弘行)
吉岡弘行
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