1. 花 (2’40”) 2. 魔法をかけたい (2’00”) 3. 今日は誰かが泣いたかな (3’00”) 4. 悲しみ (2’20”) 5. 雨の湊の子守唄 (3’30”) 6. ひとりぼっちも悪くない (3’30”) ---------- みなづきみのりの書下ろしのテキストに作曲された可愛らしい女声合唱曲集。 テキストに書かれている女性の心境を同じ女性の目線で描いており、6曲が一つの物語のように繋がって行く。 テキストが短い「悲しみ」は無伴奏である。 グレード:中級 演奏時間:約17分
<まえがき> 2015年6月新潟にて、みなづきみのりさんの『雨』にまつわる詩に何名かの作曲家が曲をつけ初演するジョイントコンサートがありました。そのとき「今日も誰かが泣いたかな」「雨の湊の子守唄」の2曲を書き下ろし、Vocal Communication こしひめを含む合同合唱団の皆さんに初演をしていただきました。それをきっかけに、いくつかの曲を加えて組曲に、そしてこしひめさんのコンサートで委嘱初演を、というお話に繋がり、さらに4曲を書き加えて『恋するとき、夢みるとき』という組曲ができました(2018年2月に組曲初演)。みなづきみのりさんの優しく語りかける言葉にのせて、若い女の子の恋や夢、心のときめきや揺らぎを音にした、私にとって愛おしい6曲となりました。 1.花 胸いっぱいのときめきを春風にのせて。 2.魔法をかけたい 踊りだしたくなるような、心はずむポップな1曲。 3.今日も誰かが泣いたかな 遠い記憶の彼方へ思いを馳せるような、ノスタルジックな色合い。 4.悲しみ 組曲の中で唯一のア・カペラ。張り詰めた緊張感の中で、深い胸のうちがポエティックに表出する。 5.雨の湊の子守唄 涙を静かに浄化するような、優しく穏やかな子守唄。 6.ひとりぼっちも悪くない せつなさや涙を胸にしまって、明日へと歩き出すエンディングソング。 組曲全体を通して、恋のときめき〜涙〜夢みる明日へ、とゆるやかなストーリー性を持たせています。単曲でコンサートピースとしても楽しめます。ポップな2曲目、6曲目はちょっとした振付があってもいいかもしれません(もちろんそのままでも)。多くの女声合唱団のみなさんに生き生きと歌っていただけたら嬉しいです。(名田綾子)
名田綾子
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