1. 不思議 (2’50”) 2. こだまでしょうか (2’40”) 3. おさかな (2’50”) 4. 足ぶみ (2’20”) 5. 大漁 (3’00”) ---------- 2019年11月10日、「Chor Meise 演奏会 第16回 日本語をうたう」にて委嘱初演。全体的に旋律がはっきりしてわかりやすく穏やかな作品が多いが、アップテンポな「おさかな」のスリリングなリズムが、魚側のやや悲壮感を醸し出している。無伴奏(<まえがき>に書かれている既刊の楽譜を使用して伴奏有りの形でも可)、全5曲。 グレード:初〜中級 演奏時間:約13分40秒 <まえがき> これまで金子みすゞのテキストを題材にいくつか合唱作品や独唱作品を作曲してきました。いずれも二部合唱などのシンプルな作品ばかりでしたが、それらの作風は崩さずに無伴奏合唱作品としてまとめたのがこの曲集です。 2016年に女声版を出版。コンサートの他、コンクールの自由曲としても幅広く演奏されております。 そんな中、混声版の委嘱を、Chor Meise(コール・マイス)の指揮者前原克彦氏から受けました。女声版と同様にコンクールや講習会の教材として使っていただいても良いですし、少人数のアンサンブルでお楽しみいただいても良いかもしれません。また、元々は別の曲集から選び集めたものですので、数曲をピックアップして演奏したり曲順も自由に構成していただいてかまいません。 「伴奏を入れて演奏してみたい」という場合には、カワイ出版の合唱曲集「こだまでしょうか」・歌曲集「すてきなひとりぼっち」に収録されている同曲のピアノ版伴奏譜をお使いください(その場合、前奏・間奏・後奏はピアノ版に合わせてください)。違った雰囲気を楽しめるのではないかと思います。(石若雅弥)
石若雅弥
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