1. うたをうたうのはわすれても ---------- 詩人・岸田衿子が浅間山麓に過ごしながら創作したノスタルジックで不思議な魅力を放つ詩。北軽井沢の自然の中で紡ぎだされた美しく端正な詩句が、津田元によって無伴奏の繊細なハーモニーで再構築されている。平明な作品でありながら、ハーモニー、転調が美しく、歌いがいもあり、魅力にあふれている逸物。既存の混声版(2006年)、女声版(2012年)に続く今回の男声合唱版では、詩の情感もより生かされ、歌う者・聴く者の心を打つ作品に仕上がっている。ディビジョンも無く、難易度は決して高くないので、若い世代から大人までどの世代も歌うことが出来、深い味わいが出てくる作品である。2015年8月22日鎌倉芸術館 大ホールにて行われた『ジョイントコンサート「真夏の夜の夢」(岡山大学男声合唱団コールロータス、信州大学グリークラブ、北海道大学合唱団、横浜国立大学グリークラブ)』にて、 北海道大学合唱団(指揮:加藤伸城)によって初演された。 [難易度]初級〜中級 [対象]中学生・高校生・一般合唱団
津田元:作曲
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