今日もひとつ(3’30”) ---------- 2019年7月21日、鎌倉市の「ボカ・グランデ」により初演。既刊の混声版に続く待望の女声版。 「みんなで愛唱できるような、親しみやすく平易な日本語の曲」を、というコンセプトはそのままで女声ならではの温かさも加わった作品となった。 本作品は、詩に出てくるふとした感情の揺らぎを転調で表現し、「うれしい」「悲しい」「今日もひとつ」などの言葉のフレーズが曲中、幾度となく現れ、聴く人の心に残る作品となっている。 グレード:初〜中級 演奏時間:約3分30秒
<まえがき> この女声合唱曲「今日もひとつ」は、「名島啓太とみんなの30年〜指揮者生活30周年記念演奏会〜」というコンサートの出演者による全員合唱のために書いた混声合唱曲「今日もひとつ」を、女声合唱でも演奏したい、という声にお応えして書いたものです。 以下混声版あとがきからの引用ですが、 (前略)人間は生きていれば日々様々な出来事があり、様々な感情に揺れ動きながら歩んでゆくわけですが、日ごろから合唱音楽を楽しむ人には、決まった曜日の決まった時間に練習に行くと、そこには歌の仲間たちが集っているという、奇跡のような時間が待っているのです。それが平凡な日常であるということは、何と幸せなことでしょう!特別な演奏会の準備過程で、改めて気付いたこの気持ちを大切にしたく、これまで合唱を通じて出会った全てに、心からの感謝をこめて書きました。(後略) この思いはあれから月日が経っても薄れることなく、女声版を書いた今も強く感じています。(名島啓太)
名島啓太
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