1. すみれ色のありがとう (2’40”) ---------- 歌という花束で感謝の気持ちを・・・そんな素敵な思いがたくさんつまった合唱曲。部分的に二部に分かれることがあるが、斉唱が多く、高い音も難しいリズムも無く、短い練習時間ですぐに歌えるアンコール向けの作品。女声合唱としてだけでなく、混声合唱、男声合唱、二重唱としても使える。 グレード:初級 演奏時間:約2分40秒 <まえがき> 敬愛する岸信介先生の喜寿のお祝いに、女声合唱団 花の風First Concertのアンコール曲として作らせて頂きました。 団員の皆様の色とりどりの「ありがとう」が詰まった、優しい曲にしたいと考えました。 たくさんの花が、それぞれの色や香りで「ありがとう」を伝えます。 花のグルーピングは、花言葉をテーマとして季節を巡るように組み立ててあります。 1番は「誠実さ」「清らかな心」「ときめき」、 2番は「精神の美」「純潔」「栄光」、 3番は「幸福」「平和」「愛」そして「感謝」です。 中でも、タイトルとしたすみれは、種類が多く色も様々です。芸術文化で愛されてきた歴史があり、ギリシャ神話に登場する音楽の名手オルフェウスが竪琴を置いたところに咲いたことから、清らかな音楽を表すものとされました。絵画の分野ではキリストの謙譲の象徴として描かれたり、文学作品にも多く登場します。 すみれは、平地にも山間部にも、都会のコンクリートの隙間にも咲きます。岸先生が撒いて来られた合唱の種が、全国で色とりどりの花を咲かせていることを想い、すみれを花達の代表としました。 花言葉には、神話や伝説からのもの、花の形態や生態からのもの、中には商業的発生のものなどいろいろ混在しているようですが、それらもすべて人の営みの中にあります。 とてもシンプルで、部分的に二部に分かれるだけの歌です。女声2部でも男声2部でも混合でも、それぞれの花達の「ありがとう」を大切に歌って頂けたら幸いです。(なかにしあかね)
なかにしあかね
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