1. 取扱説明書 (3’25”) 2. 夢の一行目 (3’50”) 3. 人はみんな (7’00”) 4. 路上ライブ (4’20”) ---------- まくべつ混声合唱団の創立30周年を記念して委嘱された作品。 日常の中にある喜びや悲しみを新鮮な言葉で表現している詩人のテキストを、響きが明るく活き活きとした音楽で表現した。 グレード:中級 演奏時間:約18分35秒 <まえがき> 本作は、まくべつ混声合唱団(北海道幕別町)の創立30周年を記念する演奏会のために作曲したものです。光栄にも拙作だけでプログラムを組んで下さり、まず初期の代表的な曲集である《思い出すために》、次に編曲作品《近代日本名歌抄》、そして最終ステージとして新作が初演されるという演目が作曲以前に決定していました。演奏会全体のバラエティとしても、また拙作を俯瞰するという意味でも、新作は響きが明るく活き活きとしたノリを示せるものが良いように思え、構想を練りました。 そうして行き着いたのが谷郁雄さんの詩です。日常のなかにある喜び悲しみが平明かつ新鮮な言葉で表されている谷さんの詩集『定員オーバー』(理論社)、『自分にふさわしい場所』(理論社)、『実況中継』(実業之日本社)から四つの詩を選びました。曲集のタイトル《出来そこないの天使たち》は第3曲「人はみんな」の終結部から採ったものです。(信長貴富)
信長貴富
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