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51807010 女声合唱組曲「人間ごっこ」 楽譜 女声合唱組曲「人間ごっこ」
[カワイ出版]

(在庫1冊)

1,760円

1. 梅雨入り      (4’40”)
2. しおり        (5’30”)
3. いろんなこと    (4’30”)
4. 人間          (5’10”)
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第2回熊遊舎的(ゆうゆうしゃてき)合唱祭にて、「女声アンサンブル桜組」によって初演された。 テキストはヒット曲の作詞家として知られている詩人の2006年の詩集から採られている。 曲は、明確な拍節感を持たず、不安定な音楽の「梅雨入り」。言葉によって展開が急転する「しおり」。まるで言葉遊びのような「いろんなこと」。無伴奏で始まり、上記の3曲とは異なる和声感を持つ「人間」の全4曲。演奏時間約20分。
グレード:中級
演奏時間:約20分

<まえがき>
 数多くの名詩が眼前にありながら、どんなに読んでも「今はこれではない」といった思考に遮られてしまい、気付けば季節が変わるほどの月日が経っていました。そんななか、2017年の夏に森山直太朗さんの楽曲の作詞を数多く手がけている御徒町 凧さんの詩集「人間ごっこ」との出逢いがありました。それは、普段から美しいハーモニーやメロディがあることを望む自分ならつい避けてしまいがちな、棘のある表現や若さゆえのある種の危うさを抱えた現代詩でした。しかし、読み進めていくうちにこの世界観が、どうも自分とそう遠いものでもないという感覚を抱くようになり、気付けばすっかり魅了されていたのです。
 第1曲「梅雨入り」は、言葉の流れにあわせて音楽を推進させたため拍子も響きも終始不安定です。第2曲「しおり」では風景や心情描写としてハーモニーをつけることを意識しましたが、「洗濯物」という現実的な言葉が突如現れるくだりでは音楽も急転します。第3曲「いろんなこと」は、まるで言葉遊びのような軽快なリズムのなかでときどき予想不可能なワードが挟み込まれており、音楽においてもできるだけ振り切って遊んでいます。終曲「人間」では、それまでの3曲とはまた少し違った性格を持たせつつ、この組曲に登場する「人間」の核心部分をえぐるかのように作曲していきました。(アベタカヒロ)

アベタカヒロ
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