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ゴットフリート・ハインリヒ・シュテルツェル(1690-1749): 1-4. ミサ曲 イ短調 StoeR III:a1 - 4声の合唱と2つのオーボエ・ダモーレ、2つのヴァイオリン、ヴィオラと通奏低音のための 5-7. ミサ曲 ホ短調 StoeR III:e1 - 4声の合唱と2つのオーボエ、2つのヴァイオリン、4ヴィオラと通奏低音のための 8-14. ミサ曲 ハ長調「ミサ・カノニカ」 StoeR III:C1 -8声の合唱と2つのヴァイオリン、2つのヴィオラと通奏低音のための 15-18. ミサ曲 ト長調 StoeR III:G1 - 4声の合唱と2つのホルン、2つのオーボエ、2つのヴァイオリン、ヴィオラと通奏低音のための 19-22. ミサ曲 変ホ長調 StoeR III:Es1 - 4声の合唱と3つのトランペット、ティンパニ、2つのホルン、フルート、2つのヴァイオリン、ヴィオラと通奏低音のための
※録音:2020年10月14-15日、2022年5月29日 ミヒャエルシュタイン、音楽アカデミー、コンサートホール [58:12] ---------- 中央ドイツのバロック音楽の発掘に燃える気鋭の指揮者クラップロットが、ヨハン・ゼバスティアン・バッハとほぼ同時代を生きたドイツの作曲家シュテルツェルのミサ曲5編を録音!1690年にザクセンに生まれたシュテルツェルは幼少期から音楽を学びました。1707年に神学を学ぶためライプツィヒへ移ると、同地でテレマンが結成したコレギウム・ムジクムや歌劇場で触れた同時代の音楽に触発されて作曲を始めます。その後、音楽教師を務めたのち、イタリア旅行でヴィヴァルディとの知遇を得、プラハを経て中央ドイツのゴータで宮廷音楽家の地位を得て死去するまでの約30年の間その地位にありました。彼はここで祝祭日のための協奏曲やサロン用の室内楽といった器楽曲をはじめ、王子の誕生日や聖名祝日のためのオペラ、聖木曜日と聖金曜日の礼拝のための受難曲やカンタータなど多岐にわたる作品を作曲しました。このアルバムにはそうしたシュテルツェルの作品の中から5つのミサ曲が収録されています。これらは一般的なカトリックのミサ曲とは異なり、プロテスタントの典礼で用いられたキリエとグローリアだけから成るミサ・ブレヴィス(小ミサ、ルター派ミサとも)です。プラハ滞在時にフックスの対位法に深く触れたシュテルツェルは、フックスの「ミサ・カノニカ」を写譜し、生涯に渡り大切に手元に置いていました。彼が学んだ厳格な対位法はここに収録されたミサ曲にも生かされています。作曲期間は1722年から1745年までの20年以上にわたり、器楽パートは弦楽だけのアンサンブル、木管楽器を加えたもの、そしてトランペット、ホルン、ティンパニを含む壮麗な祝祭的オーケストラまで多岐にわたります。5つのミサ曲それぞれの個性を描き分け、丁寧に演奏している指揮者のクラップロットは、「MUSIKERBE THURINGEN (チューリンゲンの音楽遺産)」というプロジェクトを立ち上げ、声楽アンサンブルのカントゥス・チューリンギアと古楽器アンサンブルのカペラ・チューリンギアを設立して、17-18世紀中央ドイツの音楽の発掘と研究・実践に努めています。鍵盤奏者としてはアスペレン、クリステンセン、ラドゥレスクに学び、ソロ録音もあります。ヴァイマールのフランツ・リスト音楽大学では30年に渡り後進の指導に当たっています。カペラ・チューリンギアのコンサートマスターは来日も多いウッラ・ブンディーズ。ドイツのベテラン古楽奏者たちが中心となった優秀な歌唱・演奏で、貴重な録音となるシュテルツェルのミサ曲をお楽しみください。ジャケット絵画:サロモン・デ・ブライ(1597-1664):エマオのキリスト(1660年)
カントゥス・チューリンギア、カペラ・チューリンギア、ベルンハルト・クラップロット(指揮&オルガン)
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