[CD1] 59:32 J・P・E・ハートマン(1805-1900): 1-5. 付随音楽《ユルサ》 Op.78 HartW 22(1881-82)(抜粋) [録音:1953年11月14日、スタジオ放送] 6. 夏の日 HartW 162(1854)(デンマーク民謡による牧歌) 7. バレエ《民話》 HartW 6(1854)- 第2幕への前奏曲 8-12. 劇付随音楽《七人の眠り聖人の日》 HartW 14(1840)(抜粋) 13. ベアテル・トーヴァルセンの聖母教会での葬儀の葬送行進曲 HartW 34(1844) [録音:1955年5月14日、フェスティヴァル・コンサート(ライヴ放送)] ポウル・シアベク(1888-1949): 14-15. 交響曲第1番 Op.15(1917-21)- レント(第2楽章) アレグレット・モルト・コモード・エ・クワジ・インドレンテ(第3楽章) [録音:1953年6月5日、スタジオ放送]
[CD2] 78:27 ポウル・シアベク: 1-9. 憲法カンタータ Op.55(1941)* [録音:1953年6月5日、スタジオ放送] イェンス・ラウアセン・エムボー(1876-1957): 10-27. 母なる大地 Op.91(1941)** [録音:1956年12月21日、スタジオ放送]
※録音:1953年-1956年 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。 ---------- ラウニ・グランデール(1886-1960)は、デンマーク放送局が1925年に新設したオーケストラの指揮者に就任して以来、1956年に引退するまで、他のどの指揮者よりも多くのデンマーク作品を指揮しました。Danacordが贈る「ラウニ・グランデールの遺産シリーズ」の1950年代のラジオ放送録音による第9作には、デンマーク音楽の比較的珍しい作品が収録されています。ヨハン・ペーター・エミーリウス・ハートマンの舞台音楽から「エーダム・ウーレンスレーヤーの英雄叙事詩への音楽」《ユルサ》(〈序曲〉〈間奏曲〉〈幕切れ〉など5曲)と「J・L・ハイベアのロマンティック喜劇への音楽」《七人の眠り聖人の日》(〈第1幕への前奏曲〉〈第2幕への前奏曲:グア城跡の夏の夕べ〉〈ヴォルマー王、狩に行く〉など5曲)では、厳粛さと軽さという「北欧の音」の対照的な面が示されます。ニルス・W・ゲーゼと共作したバレエ《民話》から、ハートマンの担当した第2幕の〈第2幕への前奏曲〉、「デンマーク民謡による牧歌」の《夏の日》、彫刻家ベアテル・トーヴァルセンの葬儀に際して彼が作曲した《葬送行進曲》。この3曲は、1955年の「フェスティヴァル・コンサート」のライヴ録音です。ポウル・シアベクの《交響曲》の「レント」と「アレグレット」は、彼が学んだカール・ニールセンの影響のもっとも色濃く反映した楽章。シアベクがデンマーク放送の依頼で作曲した《憲法カンタータ》は、6月5日の憲法記念日に毎年演奏されていた作品。イェンス・ラウアセン・エムボーの《母なる大地》も、シアベクのカンタータと同じ1941年に作曲されました。〈生命の歌〉〈春〉〈愛〉〈南風〉〈朝露〉〈夜明け前〉〈ノルン〉〈聖霊といる雀たち〉など18曲で書かれ、ナチス占領下という暗黒の時代、我慢強い「デンマーク精神」を歌いあげた作品です。
ラウニ・グランデール(指揮)、デンマーク放送交響楽団、エレン・マルベア(朗読)*、スヴェン・メトリング(朗読)*、シルヴィア・シアベク(ソプラノ)*、ホルガー・ヌアゴー(バリトン)*、デンマーク放送合唱団 */**、デンマーク放送少年合唱団 *、ドロシー・ラーセン(ソプラノ)**、リリアン・ヴェーバー=ハンセン(アルト)**、エーリク・シェーベリ(テノール)**、ヨハネス・アストロプ(バス)**/Launy Grondahl, V.A.
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