ペトリス・ヴァスクス(b.1946):平原の風景 アナトリユス・シェンデロヴァス(b.1945):ディアローグII アルヴォ・ペルト(b.1935):「主よ、平和を与えて下さい」 ユルギス・ユオザパイデス(b.1942):アヴェ・マリア オラ・イェイロ(b.1978):静けさ ジョン・タヴナー(1944-2013):スヴャティ(神聖な) ミロスラフ・スコリク(1938-2020):メロディ
※録音:2023年6月12-13日リトアニア [57:38] ---------- バルトの祈りと題されているが、オラ・イェイロはノルウェイ出身で現在アメリカ在住、ジョン・タヴナーはイギリスの作曲家、ミロスラフ・スコリクはウクライナの作曲家である。おそらくはウクライナ紛争におけるロシアの横暴に対する反戦の意志を表明するために企画されたアルバムであろう。ヴァスクスの悲しげな「平原の風景」、ペルトの「主よ、平和を与えて下さい」、ユルギス・ユオザパイデスの「アヴェ・マリア」での真摯で美しい祈りの音楽がそれを象徴している。いずれもニュー・トナリティ、新ロマン主義の語法で書かれた美しい祈りの音楽。
ダリア・デディンスカイテ(Vn)、グレブ・ピシュニアク(Vc)、ヴァクロヴァス・アウグスティナス(指揮)、ヴィリニュス市合唱団「ヤウナ・ムジカ」
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