1-4. アントニオ・ロッティ(1667-1740):Dixit Dominus(主は言われた) 5. アントニオ・ロッティ:クルチフィクスス 6-14. ヘンデル(1685-1759):Dixit Dominus(主は言われた) 15-33. アントニオ・ロッティ:ミゼレーレ・メイ
※録音:2023年9月20-22日、スイス ---------- ヘンデルの「Dixit Dominus(主は言われた)」はヘンデル22 歳の作品。究極のメロディメーカーである若きヘンデルが、聴衆たちを喜ばせ驚かせようと、これでもかと腕によりをかけて書いたと考えられるような、印象的なヴィルトゥオジティがちりばめられた傑作。ここでは厳選された歌唱陣たちが美しくからみあう旋律を完璧なアンサンブルで展開、器楽の美しさとあいまって、格別の世界を創り上げています。ロッティはヴェネツィアのサン・マルコ寺院の楽長も務めた作曲家。ヘンデルの師匠的存在であり友人でもあり、ヘンデルはロッティのことを尊敬し、彼の手稿譜を生涯持ち続けていました。ロッティの「主は言われた」はヘンデルのメロディアスさとはまた違って、ポリフォニックな美しさが際立っており、こちらも聴きごたえがあります。5声のための「クルチフィクスス」も、「ミゼレーレ・メイ」も、声楽の美しさが追求された絶品です。
レ・ザルゴノート、ジョナス・デスコット(指揮)、ジュリー・ロゼ(ソプラノ)、カミーユ・アレラ(ソプラノ)、アンテア・ピカニク(アルト)、マクセンヌ・ビユマ(テノール)、イリア・マズロフ(バス)/Les Argonautes, Jonas Descotte
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