1. ヨハン・ヤーコプ・フローベルガー - Johann Jacob Froberger (1616-1667) : トッカータ ハ長調 FbWV 104 2. 不詳 - Anonymous : 入祭唱「Multe tribulationes」 3-4. イオアネス・クイゼアン - Ioannes Cuisean : 荘厳ミサ曲 5-8. 不詳 - Anonymous : 主のすべての聖人らは主を畏れよ アレルヤ 詠唱「Qui seminant in lacrimis in gaudio metent」 セクエンツィア「Maiestati sacrosancte militans cum triumphante」 9. イオアネス・クイゼアン - Ioannes Cuisean : 荘厳ミサ曲 10. 不詳 - Anonymous : 奉献唱「Mirabilis deus in sanctis」 11. イオアネス・クイゼアン - Ioannes Cuisean : 荘厳ミサ曲 12. ヨハン・ヤーコプ・フローベルガー - Johann Jacob Froberger (1616-1667) : 聖体奉挙のためのトッカータ ト短調 FbWV 106 13. イオアネス・クイゼアン - Ioannes Cuisean : 荘厳ミサ曲 14. 不詳 - Anonymous : 聖体拝領唱「Dico autem vobis」 15. ヨハン・ヤーコプ・フローベルガー - Johann Jacob Froberger (1616-1667) : カプリッチョ第7番
※録音: 28-29 October 2019, Kloster Oelinghausen, Arnsberg, Germany [61:06] ---------- このアルバムには、1663年10月10日に聖ゲレオン大聖堂の祝祭式典で演奏された「荘厳ミサ」の再現演奏が収録されています。イオアンネス・クーシャンという人物がケルンの人々のために大聖堂から委嘱を受けて作曲しましたが、その作曲者については手がかりがなく、経歴も一切不明です。楽譜はフランス国立図書館に保管されており、これは1687年にストラスブール大聖堂の聖職者となったセバスチャン・ド・ブロサールが自身で収集していた楽譜を同図書館に寄贈した中に含まれていたもので、恐らくクーシャンはストラスブール大聖堂と何らかの関わりがあったのではないかと推測されています。ケルンを拠点とするジョスカン・カペラは、2024年に迎える創立30周年の大きなイベントとして、この謎めいた作品を取り上げることに決めました。ミサ曲は声楽6名と器楽8名の編成でヴァイオリンやトランペットも加わる華やかな音楽。聖歌部分は男声5名のア・カペラで歌われます。更に同時代のヨハン・ヤーコプ・フローベルガーによるオルガン曲を挿入、壮大な響きを持つ典礼音楽として全体を聴かせます。
ジョスカン・カペラ、マイノルフ・ブリューザー (指揮)、マルクス・マルキ (オルガン)/Josquin Capella, Bruser
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