1. ヘンリー・タッカー - Henry Tucker (1826-1882): ホエン・ディス・クルーエル・ウォー・イズ・オーヴァー「ウィーピング、サッド・アンド・ロンリー」(編曲:M. ガード) 2. フランシス・プーランク - Francis Poulenc (1899-1963): 人間の顔 - 第1曲 世のあらゆる春のうち 3. 伝承 - Traditional: ジョニーは戦場へ行った(R. ジェファーズによる合唱編) 4. フランシス・プーランク - Francis Poulenc (1899-1963): 人間の顔 - 第2曲 歌いながら修道女たちは突き進む 5. フレッド・バックリー - Fred Buckley: ブレイク・イット・ジェントリー・トゥ・マイ・マザー(M. ガードによる合唱編) 6. フランシス・プーランク - Francis Poulenc (1899-1963): 人間の顔 - 第3曲 獄中に埋められた死者の沈黙のように 7. 伝承 - Traditional: あのジョニーはもういない(A. パーカーによる合唱編) 8. フランシス・プーランク - Francis Poulenc (1899-1963): 人間の顔 - 第4曲 お前、私の耐えるもの 9. ウィリアム・オスカー・パーキンス - William Oscar Perkins: 兵士の記念日(編曲:M. ガード) 10. フランシス・プーランク - Francis Poulenc (1899-1963): 人間の顔 - 第6曲 昼に慄き、夜に怖れる Figure humaine, FP 120: No. 6. Le jour m'etonne et la nuit me fait peur … 11. 伝承 - Traditional: ワーキン・フォー・ザ・ドーン・オブ・ピース(編曲:R. ジェファーズ) 12. フランシス・プーランク - Francis Poulenc (1899-1963): 人間の顔 - 第5曲 空と星を笑いながら 13. ウィリアム・ヘンリー・モンク - William Henry Monk (1823-1889): 日暮れて四方は暗く(編曲:M. ガード) 14. フランシス・プーランク - Francis Poulenc (1899-1963): 人間の顔 - 第7曲 赤い空の下の脅威 15. ジュリア・ウォード・ハウ - Julia Ward Howe (1819-1910): リパブリック讃歌(編曲:M. ガード) 16. フランシス・プーランク - Francis Poulenc (1899-1963): 人間の顔 - 第8曲 自由 ---------- 1943年、第二次世界大戦下の混乱した世界情勢の中で作曲されたプーランクのカンタータ「人間の顔」は、演奏には高い技術を求められることで知られています。アメリカの精鋭たちが集う声楽アンサンブル「スカイラーク」が歌うこのアルバムでは、指揮者マシュー・ガードの発案で、占領下フランスの人々の苦悩を映し出したポール・エリュアールの詩を用いたこの「人間の顔」に、南北戦争(1861-1865)時代の歌を組み合わせるという斬新な試みが行われています。ガードは南北戦争にまつわる様々な合唱作品を探し出し、適切な編曲が見当たらなかった場合は自身で編曲を行い収録。戦争の時代を耐え抜く人間の力強い精神へと捧げています。
スカイラーク声楽アンサンブル、マシュー・ガード (指揮)/Skylark Vocal Ensemble, Guard
|