クシシュトフ・ヘルジン - Krzysztof Herdzin (1970-) : Requiem 1. Introitus 2. Kyrie eleison 3. Graduale 4. Offertorium 5. Sanctu 6. Pie Jesu 7. Agnus Dei 8. Libera me 9. In Paradisum
※録音: 27-30 June 2022, Witold Lutos?awski Concert Studio, Polish Radio, Warsaw, Poland [55:53] ---------- 1970年、ポーランドのブィドゴシュチュに生まれたクシシュトフ・ヘルジン。地元の音楽アカデミーでカタルジナ・ポポワ・ジドロンらにピアノを学び、卒業後はジャズやポップスの分野でもピアニストおよび編曲家として活躍。これまでに多彩なジャンルにまたがる20枚以上のアルバムを制作し、200枚を超えるCDのレコーディングに参加するなど精力的に活動しています。このアルバムには2018年の「レクイエム」を収録。ヘルジンは「死と人生のはかなさを振り返ることが、自分の道を見つける助けになると私は深く信じています。」と語り、 死を熟考し受け入れることだけが心の平安をもたらすことができると説きます。そして作品からは痛みと苦しみに満ちた「Dies irae 怒りの日」を排除、「Kyrie eleison」の一部は神学者と相談の上、新しく構築した「復活したイエス、勝利の王を歓迎し、感謝する」明るい曲に仕上げています。作品全体にも耳なじみのよい旋律が用いられており、時には華やかな映画音楽を思わせる箇所もあり、最後の「In paradisum 楽園にて」での光に満ちた旋律が、悲しみの心を優しく包み込みます。現代の人々に贈るレクイエムです。
オルガ・パシチニク (ソプラノ)、アンジェイ・ランペルト (テノール)、カミール・ズデーベル (バリトン)、ワルシャワ・フィルハーモニー合唱団、ポーランド放送管弦楽団、バルトシュ・ミハウォフスキ (指揮)/Pasichnyk, Lampert, Zdebel, Warsaw Philharmonic Choir, Polish Radio Orchestra, Michalowski
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