オルフェオ・ヴェッキ - Orfeo Vecchi (1551-1603) :6声のモテット集 第3巻 1. Consolamini popule meus 2. Prudentes virgines 3. Virgo prudentissima 4. Surrexit pastor bonus 5. Deus in nomine tuo 6. Vide Domine 7. Quem vidistis pastores? 8. Quem quaeris Magdalena? 9. Gloria in excelsis Deo 10. Veni dilecte mi 11. Hodie lucerna 12. Deus in adiutorium 13. Eructavit cor meum 14. Maria Magdalena [prima pars] 15. Et valde mane [secunda pars] 16. Coelorum candor splenduit 17. Alleluia. Christus resurgens 18. Aspice Domine 19. Ardens est [prima pars] 20. Mulier quid ploras? [secunda pars]
※録音: 24-28 February 2023, Vercelli, Cappella del Seminario Arcivescovile, Italy [66:35] ---------- 16世紀後半に広くヨーロッパで名声を得たオルフェオ・ヴェッキ。現代では埋もれていた彼の作品集に光と当てる画期的な録音が登場。1551年頃にミラノで生まれヴェッキは、ミラノのサンタ・マリア・アッラ・スカラ教会(後に取り壊され、その敷地にスカラ座が建てられた)を中心に活動した人物で、文献によれば4、5、6、8声のミサ、モテット、賛歌など教会音楽を多数作曲、出版されたものだけで24巻に及びます。その洗練された書法から生まれる荘厳な効果はイタリア国内はもとよりヨーロッパ各国で注目されました。ここに初めて全容を現した6声のモテット集第3巻も、ミラノで初版が出た後、アントワープでも出版され、収録曲のいくつかはライプツィヒやストラスブールなどでも出版されたことがわかっています。ここでは10世紀にさかのぼる貴重な文献と宝物を所蔵するヴェルチェッリ大聖堂(オルフェオ・ヴェッキの任地だったこともある)に伝わる作品の蘇演に取り組む音楽家たちによって演奏されています。
カペッラ・ムジカーレ・エウセビアーナ、カルロ・モンタレンティ (オルガン)、デニス・シラーノ (指揮)/Cappella Musicale Eusebian, Montalenti, Silano(con)
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