1. ミサ「Malheur me bat (不運が私を打ち)」よりキリエ 2. Douleur me bat (悲しみが私を打ち) 3. ミサ「Malheur me bat (不運が私を打ち)」よりグローリア 4. Nymphes des bois(森の妖精)〜オケゲムの死に 5. ミサ「Malheur me bat (不運が私を打ち)」よりクレド 6. 主よ、われをあわれみたまえ 7. ミサ「Malheur me bat (不運が私を打ち)」よりサンクトゥス 8. 千々の悲しみ(Mille regretz) 9. ミサ「Malheur me bat (不運が私を打ち)」よりアニュス・デイ 10. Preter rerum seriem (この世の秩序を超えて)
※録音:2023年1月、スイス ---------- ジョスカンは15-16世紀を代表する作曲家であり、世俗曲と宗教曲の両方でヨーロッパ中に名を馳せました。これは、世俗曲と宗教曲を交互にプログラムした1枚です。どちらにも共通しているのは、ジョスカンの多声音楽作曲の天賦の才に満ちていること。さらに、ひとつの作品(「Preter rerum seriem(この世の秩序を超えて)」)を除いてすべてフリギア旋法(あるいはホ調)のものであることも、ディスクに一貫性をもたらしています。声楽アンサンブル「リ・アンジェリ・ジュネーヴ」はここで、各パート2名という編成で、研ぎ澄まされた美しさの演奏を展開しています。指揮のマクラウドはバス・パートを歌いながらの指揮。ジョスカンの音楽の深く感動的な面が存分に引き出されており、聴き手は、親密かつ瞑想的な静謐の世界にどっぷり浸かることができます。
リ・アンジェリ・ジュネーヴ(声楽アンサンブル)、ステファン・マクラウド(指揮)/Stephan Macleod & Gli Angeli Geneve
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