フォーレ(1845-1924): 1-7. レクイエム(1893年室内楽稿) 8-12. 小ミサ曲(ヴィエルヴィユの漁師のミサ/1882年オリジナル・オーケストラ版)
※録音:1988年9月 [56:15] ---------- 発売当初から、その編成と、なにより演奏の美しさで大きな話題となった名盤。当時グラモフォン誌が「将来、レクイエムを演奏するすべての人が参照する必要がある、重要な録音である」と予言した1枚です。フォーレのレクイエムは、1888年から1900年の間に3つの稿で演奏されました。まず、オリジナルの「マドレーヌ稿」は、1888年実際の儀式で演奏されたもので、[入祭唱とキリエ、サンクトゥス、ピエ・イエス、アニュス・デイ、イン・パラディスムの5曲構成/ ソプラノ独唱、合唱、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、ハープ、オルガン]という構成。2つ目となる「1893年稿」は、1888年版の楽曲に、リベラ・メと奉献唱が追加、バリトン・ソロと管楽器が加わります。そして3つ目が、1900年に演奏されたのが現在一般的に演奏されるのと同じオーケストラ編成の稿。このヘレヴェッヘの録音は、1893年稿で、1988年の録音。清澄無垢さが際立っており、純化された世界が広がります。
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮)シャペル・ロワイヤル、サン=ルイ少年合唱隊、アンサンブル・ミュジック・オブリク、アニェス・メロン(ソプラノ)、ペーター・コーイ(バリトン)/La Chapelle Royale, Philippe Herreweghe
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