1. ピーター・フィリップス(1560/61-1628): 見よ、ユダの民の獅子を(8声) 2. フィリップス: 使徒たちはめいめい様々な言語で語り(5声) 3. リチャード・デリング(1580頃-1630): イエス、あらゆる心の喜び(5声) 4. フィリップス: 悲しみのパヴァーンとガリアード* 5. デリング: 天は静まり返り(6声) 6. フィリップス: ごきげんよう、父なる方の約束された救世主イエス(8声) 7. デリング: この上なく思慮深き乙女よ(6声) 8. フィリップス: ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ* 9. フィリップス: 全地よ歓呼して神を迎えよ(8声) 10. デリング: おお善きイエス様(5声) 11. フィリップス: わたしは歓喜に包まれるだろう(8声) 12. デリング: ファンタジア(5声)* 13. フィリップス: 救世主は甦り(5声) 14. フィリップス: 元后あわれみの母(サルヴェ・レジーナ/5声) 15. ジョン・ダウランド(1563頃-1626): パドゥアン(4声)* 16. デリング: 誰を見たのか、羊飼いたちよ(6声)
* は器楽曲
※録音:2022年7月11-14日 ミンチンハンプトン聖トリニティ教会、グロスターシャー、イングランド [61:10] ---------- [大陸に渡ったカトリック英国人作曲家たちの至芸]16世紀のエリザベス1世治世下での音楽文化発展を受け、さらにイタリア音楽などの影響も受けつつ独自の深まりをみせた17世紀初頭の英国音楽。ここでは英国国教会のもと前世紀以来抑圧されてきたカトリック信仰を守り、海を渡ってスペイン領ネーデルラントで活躍をみせた2人の英国人作曲家たちによるラテン語モテットの数々が集められています。ピーター・フィリップスはダウランドやモーリーと同世代の1560年頃の生まれ、デリングはその20年ほど年下でギボンズやイタリアのフレスコバルディと同世代。独唱主体ではないルネサンス風の多声様式をベースにコンチェルト様式をほどよく取り入れた作風の魅力を、さまざまな音楽家たちとの共演で知られ、上質かつ安定したハーモニーで定評のあるケンブリッジ・ゴンヴィル・アンド・キーズ・カレッジ合唱団の味わい深い解釈で。この合唱団ともゆかりの深い大御所ヒギンボトムがオルガンを弾き、器楽勢にはヴァイオリンのボヤン・チチッチ、ガンバのリチャード・ブースビーら名手が揃い、合奏曲トラックでも豊かでインスピレーションに満ちた音楽を聴かせてくれます。
1. Ecce vicit Leo a 8 2. Loquebantur variis linguis a 5 3. Jesu dolcedo cordium a 5 4. Pavan and Galliard Dolorosa 5. Factum est silentium a 6 6. Ave jesu Christe a 8 7. Virgo prudentissima a 6 8. Ut re mi fa sol la 9. Jubilate Deo a 8 10. O bone Jesu a 5 11. Gaudens gaudebo a 8 12. Fantasia a 13. Christus resurgens a 5 14. Salve Regina a 5 15. Padouan a 4 16. Quem vidistis pastores a 6
ケンブリッジ・ゴンヴィル・アンド・キーズ・カレッジ合唱団 / キョウコ・カナウェイ、エドワード・ヒギンボトム(オルガン) / イン・エコー(古楽器使用) / ガウェイン・グレントン、コナー・ヘイスティングス(木管コルネット) / ボヤン・チチッチ(ヴァイオリン) / レイチェル・バート(ヴィオラ) / エミリー・ホワイト(トロンボーン) / リチャード・ブースビー(ヴィオラ・ダ・ガンバ) / ウィリアム・ハント(ヴィオローネ) / アダム・クライトン(バス・サックバット) / マシュー・マーティン(指揮)
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