ヘンデル:オケイジョナル・オラトリオ(機会オラトリオ)HWV 62 ウィリアム・クロフト(1678-1727):主は太陽であり盾である(The Lord is a sun and a shield) ジョン・ブロウ(1649-1708):シャコンヌ ト長調 ヘンデル:戴冠式用アンセム集 司祭ザドク HWV 258 汝の手を強めよ Let thy hand be strengthened HWV 259 王は歓喜する The King shal rejoice HWV 260 私の心のよりどころとなるもの My heart is inditing HWV 261
※録音:2022年10月 [60:09] ---------- ヘンデルは、1727年、イギリスに帰化します。同じ年、ジョージ1世が亡くなり、ジョージ2世が即位することとなり、ヘンデルはその戴冠式のための音楽を書くよう依頼されます。ジョージ1世のもとでヘンデルは水上の音楽やジュリアス・シーザーなどを発表しておりましたが、ジョージ1世を継ぐ新国王の戴冠式というイベントを花火のように彩るような音楽を書きました。RIAS 室内合唱団とベルリン古楽アカデミーが、この壮大にして壮麗な作品を、これ以上なくゴージャスに響かせています。現在でも、この作品の一部は実際に戴冠式などの典礼で演奏されています。ウィリアム・クロフトの作品は、1714に行われたジョージ1世の戴冠礼拝で演奏されたもの。実に壮麗な音楽を聴きながら英国の歴史までも体感できるような1枚です。
ベルリン古楽アカデミー、RIAS室内合唱団、ジャスティン・ドイル(指揮)/Akademie fur Alte Musik Berlin, RIAS-Kammerchor Berlin, Justin Doyle
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