アルフレート・シュニトケ(1934-1998): 1-12. 回心のための詩篇(1988)
※録音:2022年9月17-20日/ペテロ教会(ユトレヒト)/輸入盤・日本語帯付・ディジパック仕様 [40:39] ---------- カペラ・アムステルダムは1970年創設。1990年よりダニエル・ロイスが音楽監督を務め、ルネサンスから現代までの声楽作品を満喫させてくれます。今回シュニトケの大作に挑戦。シュニトケの「回心のための詩篇」はロシアのキリスト教受洗千年を記念して1988年に作曲されました。彼円熟期の作で、人の声の表現力と効果を存分に発揮させています。録音にあたり、指揮者のロイスは信頼性の出版譜によらず、シュニトケ研究で有名なチェロ奏者イワシキンの監修で自筆譜を用いることにしました。自筆譜には強弱記号がほとんどなく、拍子もフレージングも示されておらず、音さえも違いが見られました。印刷譜だと最後のニ長調主和音にミ♭が加わっていますが自筆譜にはなく、Deus(神)の象徴としてのD(ニ)音で終わらせるシュニトケの意図を明確にさせています。
ダニエル・ロイス(指揮)カペラ・アムステルダム/Cappella Amsterdam, Daniel Reuss
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