カミーユ・サン=サーンス - Camille Saint-Saens (1835-1921) : 1-2. 2つの合唱曲 Op. 68 (抜粋) No. 1. Calme des nuits No. 2. Les fleurs et les arbres クロード・ドビュッシー - Claude Debussy (1862-1918) 3. アンジェラスの鐘(C. ゴットヴァルトによる女声合唱編) 4-6. シャルル・ドルレアンの3つの歌 No. 1. Dieu! qu'il la fait bon regarder No. 2. Quant j'ai ouy le tabourin No. 3. Yver, vous n'estes qu'un villain 7. 前奏曲集 第1巻 - 第6番 雪の上の足あと(C. ゴットヴァルトによる合唱編) エリック・サティ - Erik Satie (1866-1925) : 8. 3つのジムノペディ - 第1番 ゆっくりと悩める如く リヒャルト・シュトラウス - Richard Strauss (1864-1949) : 9. 3つの男声合唱曲 TrV 270 - 第2曲 夢の中の光 グスタフ・マーラー - Gustav Mahler (1860-1911) : 10. 子供の魔法の角笛 - 第12曲 原光(C. ゴットヴァルトによる合唱編) アルマ・マリア・マーラー - Alma Maria Mahler-Werfel (1879-1964) : 11. 5つのリート - 第3曲 蒸し暑い夏の夜(C. ゴットヴァルトによる合唱編) グスタフ・マーラー - Gustav Mahler (1860-1911) : 12. 交響曲第5番 嬰ハ短調 - 第4楽章 アダージェット(C. ゴットヴァルトによる合唱編) アルマ・マリア・マーラー - Alma Maria Mahler-Werfel (1879-1964) : 13. 5つのリート - 第1曲 静かな街(C. ゴットヴァルトによる合唱編) グスタフ・マーラー - Gustav Mahler (1860-1911) : 14. リュッケルト歌曲集 - 第5番 私はこの世に捨てられて(C. ゴットヴァルトによる合唱編) アルノルト・シェーンベルク - Arnold Schoenberg (1874-1951) : 15. 千年を三たび Op. 50a 16. 地には平和を Op. 13
※録音: February 2022, Philharmonie, Haarlem, The Netherlands ---------- [極上の美しさ!ダイクストラが導くア・カペラの世界]ペーター・ダイクストラ率いるオランダ室内合唱団による、ゴッホとクリムトが生きた19世紀末近辺のフランスとドイツの音楽を集めたア・カペラ・アルバム。サン=サーンス、ドビュッシー、リヒャルト・シュトラウス、シェーンベルクといった大家の合唱作品が聴けますが、サティの「ジムノペディ第1番」(この編曲による世界初録音)などの合唱編曲版などが収録されているのが嬉しいところ。中でも、妻アルマの作品と会話のように交互に収められたマーラーの編曲版に注目で、彼らならではの高純度のア・カペラで歌われる「原光」や交響曲第5番「アダージェット」の美しさは、まさに天国的と言えるでしょう。合唱編曲の多くは、この分野で定評のあるドイツの作曲家クリトゥス・ゴットヴァルトによるものです。またこの作品はイタリアのアート集団「fuse*」とのコラボレーションとなっており、実演では、ステージ上の大きなスクリーンにゴッホとクリムトの絵を元にしたイメージを投影し、それが観客と演奏者の生体反応をリアルタイムに反映して次々と変化していく、インスタレーションの要素を導入していました。その様子もブックレットにカラーで掲載されています。
オランダ室内合唱団、ペーター・ダイクストラ (指揮)/Netherlands Chamber Choir , Peter Dijkstra
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