ロベルト・フュルステンタール - Robert Furstenthal (1920-2016) : 1-4. ピアノ・ソナタ ヘ長調 Op. 54 I. Grave - Allegro con spirito II. Allegro assai III. Adagio IV. Vivace ※録音: 3 January 2021, Clothworkers Centenary Concert Hall, University of Leeds, UK
5-15. アッシジの聖フランチェスコによる太陽の賛歌 Op. 29 No. 1. Altissimu onnipotente: Tranquillo - Maestoso No. 2. Tucte le tue creature: Semplice - Dolce No. 3. Sora luna - Bruder Mond: Cantabile No. 4. Frate ventu: Giocoso - Con moto No. 5. Sor aqua: Grazioso - Animato No. 6. Frate focu: Agitato - Grave Intermezzo: Andante No. 7. Matre terra: Amabile - Gioioso No. 8. Quilli ke perdonano: Piacevolo - Con forza No. 9. Morte corporale: Quasi una marcia funebre -lento, con molta espressione - Con forza No. 10. Laudate e benedicte: Summa di sapienza - Allegretto ※録音: 24-25 July 2021, Jubilee Hall, Wakefield Girls' High School, UK
16. 4手ピアノのためのソナタ Op. 58 ※録音: 3 January 2021, Clothworkers Centenary Concert Hall, University of Leeds, UK ---------- 1920年、ウィーンのユダヤ人家庭に生まれたフュルステンタール。1938年にナチスがオーストリアに侵攻した際には、彼も多くのユダヤ人たちと同じくアメリカへ亡命しました。その後の彼は音楽を捨て、会計士として生活を始めましたが、亡命から35年を経た時、かつて愛した人と再会したことで音楽への情熱を取り戻します。そして作曲をする際「私はいつもウィーンに戻っている」と語っていたというフュルステンタールは、96歳で生涯を閉じるまで数多くの作品を書き上げました。このアルバムに収録された合唱曲「アッシジの聖フランチェスコによる太陽の賛歌」は、作曲年不詳の独唱、合唱、ピアノと弦楽四重奏による規模の大きな作品で、彼の存命中には演奏されることはありませんでしたが、後期ロマン派の伝統を継承した美しいハーモニーを持っています。また最初と最後にはシューベルト風のピアノ・ソナタが置かれています。2009年のソナタは4手のための作品で、簡潔な形式の中に様々な要素が盛り込まれた凝った曲です。
フィリッパ・ハイド(ソプラノ)、エマ・ロバーツ(コントラルト)、ロリー・カーヴァー(テノール)、フェリックス・ケンプ(バス)、ボレアリス、リチャード・ケイシー(ピアノ)、イアン・バックル(ピアノ)、スキップトン・ビルディング・ソサエティ・カメラータ、スティーヴン・ミューア(指揮)/Hyde, Carver, Kemp, Buckle, Casey, Muir
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