1. ピエール・カデアク(fl.1538-1556):Salus populi ego sum 2. ジャック・アルカデルト(1507-1568):Dum complerentur dies Pentecostes 3. ヨハネス・ルーピ(c.1506-1539):Apparens Christus 4-5. アドリアン・ヴィラールト(c.1490-1562):Laetare sancta mater ecclesia、Peccavi super numerum arenae maris 6. メストル・ジャン(c.1485-1538):Pater noster - Ave Maria 7. ヨハネス・サートン(fl. early 16th c.):Haec dies quam fecit 8. ドミニク・フィノー(c.1510-c.1556):Exsurge quare obdormis 9. ジャン・デュ・ビヨン(fl. 1534-1556):Postquam impleti sunt dies purgationis Mariae 10. シモン・フェラリエンシス(fl. early16th c.):Ave et gaude gloriosa virgo 11. ニコラ・ゴンベール(c.1495-c.1560) or ジャケ・ド・マントヴァ(1483-1559):Venielecta mea 12. ゴンベール:Laus Deo, pax vivis
※録音:セント・ジョージ教会(ケンブリッジ、イギリス)/全曲世界初録音 [67:14] ---------- 2014年にロンドンのスピタルフィールズ音楽祭でデビューした新世代をリードする合唱団、「スペイン黄金世紀」を意味する""シグロ・デ・オロ""のアルバム第5弾!1530年代後半、ミラノの作曲家ヘルマン・マティアス・ヴェレコーレは様々な作曲家の宗教的音楽を編纂し、アルプスを超えてドイツ帝国(当時)のシュトラースブルク(現在のフランス、ストラスブール)の出版社Peter Schoefferに送り、5冊のパートブックが1539年に出版されました。カトリックのミラノからプロテスタントのシュトラースブルクへ、宗教の垣根を超えて届けられた聖歌集。宗教改革によりラテン語の合唱が行われなくなった都市で、このモテット集が出版された目的は何だったのでしょうか。シグロ・デ・オロはケンブリッジ大学のDaniel Trocm-Latter博士と共同でこのアルバム制作に取り組み、この謎めいた作品集から、ニコラ・ゴンベール、ジャケ・ド・マントヴァ(マントヴァのジャケ)、ジャック・アルカデルト、アドリアン・ヴィラールトといった有名な作曲家のモテットをはじめ、シモン・フェラリエンシスやヨハネス・サートンといったあまり知られていない作曲家の作品も紹介することに成功しました。全曲世界初録音となるこれらのモテットを、緻密な音楽学的研究ときめ細やかで豊かな歌声が織り成します。
☆YouTubeにてご試聴いただけます! https://www.youtube.com/watch?v=MLxL-yvXVZE
シグロ・デ・オロ、パトリック・エイリーズ(指揮)/Siglo de Oro, Patrick Allies
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