クロード・ドビュッシー : 1. 春の挨拶(M-F. ガイヤールによる声、女声合唱とピアノ編) 2-5. 選ばれた乙女(H. アーマンによるソプラノ、アルト、女声合唱と2台ピアノ編) Prelude La damoiselle elue s'appuyait (Chorus) - Sa robe flottante (Une recitante) - Autour d'elle (Chorus) - Alors, elle s'inclina de nouveau (Une recitante) - Le soleil avait disparu (Chorus) Je voudrais qu'il fut deja pres moi (La damoiselle elue) - Elle regarda (Chorus) - Tout ceci sera quand il viendra (La damoiselle elue) La lumiere tressaillit (Chorus) - Alors, elle jeta ses bras (Une recitante) - Ah! (Chorus) 6. アンジェラスの鐘(C. ゴットヴァルトによる合唱編) 7. 忘れられたアリエッタ - 第3曲 木々の影は
レイナルド・アーン : 8. 灰色の歌 - 第6曲 悲しい風景 9-18. ラテン礼賛 No. 1. Lyde No. 2. Neere No. 3. Salinum No. 4. Thaliarque No. 5. Lyde No. 6. Vile potabis No. 7. Tyndaris No. 8. Pholoe No. 9. Phidyle No. 10. Phyllis ---------- [バイエルン放送合唱団が歌うフランス印象派の作曲家ドビュッシーとアーンの作品集]どの曲もドイツ・ロマン派作品とは全く異なる風情を持っていますが、ハワード・アーマンが指揮する合唱団はいつもながらの愛情こもった精緻なアンサンブルによって、エキゾチックな味わいを持つ作品の魅力を存分に引き出しています。ドビュッシーのア若き意欲作『選ばれた乙女』はソプラノ、アルトの独唱と女声合唱および管弦楽のためのカンタータですが、ここでは世界初録音となる2台ピアノによる伴奏版が選ばれており、その繊細な美しさが余すことなく披露されています。アーンの「ラテン礼賛」は「ラテン・エチュード」とも訳される詩人ルコント・ド・リールの『古代詩集』を用いたソプラノをメインとする3人のソリストと合唱による組曲。アーンの旋律美が遺憾なく発揮されています。他にはヴェルレーヌの同じ詩を用いたドビュッシー、アーンそれぞれの「木々の影」など繊細な合唱曲をお楽しみいただけます。アルバムを通じて陰影に富んだ歌唱を聴かせるクリスティアーネ・カルクの美しい声と、伴奏ピアニストとして高く評価されるゲロルト・フーバーのピアノ演奏も聴きどころ。
クリスティアーネ・カルク (ソプラノ)/ゲロルト・フーバー (ピアノ)/バイエルン放送合唱団/ハワード・アーマン (指揮)/ほか
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