ジョヴァンニ・ピエルルイージ・ダ・パレストリーナ: 1. 聖ヨハネのための音楽 - これはその弟子なり マヌエル・カルドーソ: 2-7. ミサ曲「これはその弟子なり」 Kyrie Gloria Credo Sanctus Benedictus Agnus Dei ジョヴァンニ・ピエルルイージ・ダ・パレストリーナ: 8. 汝らは裁判所に引き渡され マヌエル・カルドーソ: 9-15. ミサ曲「汝らは裁判所に引き渡され」 Kyrie Gloria Credo Sanctus Benedictus Agnus Dei I Agnus Dei II
※録音: 17-18 April 2017, St Jude-on-the-Hill, Hampstead, London, UK [66:42] ---------- 知られざる作品を意欲的に発掘するToccata Classicsからルネサンス・ポリフォニーの新シリーズがスタートします。マヌエル・カルドーソは、17世紀前半のポルトガル・ポリフォニー音楽の黄金時代を代表する作曲家ですが、彼の肖像画とその作品の多くは1755年のリスボン大地震と火災により焼失してしまい、ミサ曲3巻とモテットなど2巻の作品が知られるのみ。それらはモラレスやゲレーロといったスペインの作曲家からの影響と、特にパレストリーナの作品を深く研究したことを感じさせます。英語圏ではあまり知られていなかったカルドーソの作品ですが、20世紀終盤から録音も増えて注目度が高まりました。それらに魅せられた音楽家の一人がこのCDの指揮者サイモン・ロイドで、オルガン曲を含む作品186曲を校訂。カルドーソの生誕450年を祝うべく、ロンドン・カルメル会修道院と共に2016年2月から17年11月までかけて演奏しました。このプロジェクトは、その好評から生まれたものです。解説書(英語のみ)には、指揮者で校訂者でもあるロイドによる曲目解説が掲載されています。
ロンドン・カルメル会修道院聖歌隊、サイモン・ロイド (指揮)/Choir of the Carmelite Priory London, Simon Lloyd
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