アンドレアス・ペフェルナーゲ - Andreas Pevernage (-1591): 1. 祝福と栄光を 2. 讃えられてあれ、主よ ヘルト・ファン・トゥルンハウト - Geert van Turnhout (1520-1580): 3. ミサ曲「おおマリア、春のばらよ」 - キリエ アンドレアス・ペフェルナーゲ - Andreas Pevernage (-1591): 4. 貧しい罪人に憐れみを 5. ああ、わたしは耐えなくてはならないのでしょうか 6. スザンナはある日 7. 天にまします我らが父よ 8. わたしとともに喜んでくれ アントワーヌ・バルベ - Antoine Barbe: 9. ミサ曲「バルバリアの舞踏が」 - 神の仔羊 アンドレアス・ペフェルナーゲ - Andreas Pevernage (-1591): 10. 恋する人は、恋の相手がなくては生きてゆけない 11. 恋の神の矢に射抜かれた二人は 12. 恋にはもう興味がなくなってしまった 13. 茶色の瞳が二つ、わが命の二つの炎 14. あなたの唇の上で、わたしは 15. あの人がわたしに口づけをくれますように セヴェリン・コルネ - Severin Cornet (1520-1582): 16. あなたを讃えましょう アンドレアス・ペフェルナーゲ - Andreas Pevernage (-1591): 17. 人生はどんどん逃げてゆく 18. その声が、甘やかな歌に揺れるとき 19. その美しさは果てしなく 20. 甘やかな眠りが
※録音: 11-13 September 2020, Sint Paulus Church, Antwerp, Belgium ---------- [快挙!知られざるネーデルラント楽派後期の才人の全容に迫る]ラッススやルジュヌより10歳ほど年下、G.ガブリエーリやマレンツィオより10歳ほど年上。後期ルネサンスの時代に現在のベルギー南西部、フランス語圏とオランダ語圏が隣り合う地域で生まれたペフェルナーへ(フランス語読みだとプヴェルナージュ)の存在は、これまで多くの古楽アルバムで散発的にその作品が収録されてきたため全く未知というわけではありませんが、1枚のアルバムをほぼ全てこの作曲家で作った例はおそらくこれが初めて。ブリュッヘとアントウェルペンを拠点に活躍し、とくにアントウェルペンで活発だった楽譜出版にも積極的に関わっていたため多くの作品が印刷されて出回り、フランス語歌詞によるシャンソン(世俗歌曲)やラテン語歌詞による宗教曲が多く残されています。その双方にわたり、4人の歌手がア・カペラで伝えてくれる音楽世界は、ルネサンスのポリフォニーの粋とバロックへ向かう起伏豊かな音楽のちょうど間をゆく豊穣さ。RAMEEレーベルならではの自然な録音エンジニアリングも際立ち、その多彩な音楽言語がよく楽しめる1枚となっています。
ユートピア
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