1-2. 自然の摂理に逆らって Part I Part II 3-5. ミサ曲「フェラーラ公エルコーレ」(抜粋) Kyrie Gloria Credo 6-7. 御身ただ一人奇跡をなす者 Prima pars Secunda pars 8-9. ミサ曲「フェラーラ公エルコーレ」(抜粋) Sanctus Agnus Dei 10. ずっと前からあなたは私の幸運の女神 11-12. おお、いと聡明なる乙女 Prima pars Secunda pars 13. 汚れなく、罪なく、貞節なるマリア(5声) 14. ラ・ベルナルディーナ(室内アンサンブル編) 15. サルヴェ・レジーナ 16-17. 輝ける天が命じた Prima pars Secunda pars 18. 12声のインヴィラータ
※録音: 13-17 October 2020, Abbazia di Santa Maria, Follina, Treviso, Italy [77:17] ---------- [ジョスカンの活躍地イタリアの精鋭が結集!記念年を飾る本格アルバム]15〜16世紀の欧州を席巻したフランス=フランドル楽派の中でも特に重要なジョスカン・デプレは、レオナルド・ダ・ヴィンチを筆頭に偉大なルネサンス画家たちが活躍した頃のイタリアで長く活躍しました。生前の名声は楽譜出版社を通じて歿後もなお長く保たれ、後代のイタリア音楽の発展にも大きな影響を及ぼしています。かの地の言葉で「ジョスキーノ」の愛称をもって知られ、イタリア音楽史上に残る重要作曲家の一人にもなったこの大家が歿後500年を迎えた2021年、同国でもとくにルネサンス以前を得意とする四つのアンサンブルがここに結集。ミラノに拠点を置くArcanaレーベルを通じて、イタリアでのジョスカンの活躍を作品で辿る、記念年にふさわしいアルバムを制作しました。パレストリーナからモンテヴェルディまで16〜17世紀のポリフォニー作品の解釈で知られるパオロ・ダ・コルの指揮のもと、ミラノのスフォルツァ家やフェラーラのエステ家、ローマ教皇庁などとの繋がりを検証しながら入念に選ばれた多声音楽は、男声で固められたア・カペラで味わい深く奥行きを持って響くだけでなく、時には器楽を添えた重厚なサウンドもあり。中世音楽に豊富な実績をもつラ・レヴェルディの三人による擦弦・撥弦の重なりも絶妙で、各プレイヤーの音使いを空間の響きとともに的確に収めたArcanaならではのエンジニアリングが光ります。最新研究に基づく解説も読み応え充分。なお、このアルバムは2021年4月29日に急逝した、イタリアで活躍したオランダ出身の伝説的オルガン奏者リウヴェ・タミンハの思い出に捧げられています。
オデカトン(声楽アンサンブル) / ジェズアルド・シックス(声楽アンサンブル) / ラ・レヴェルディ(リュート、レベック、ハープ) / ラ・ピファレスカ(ショーム2、サックバット2) / パオロ・ダ・コル(指揮)/Odhecaton, The Gesualdo Six, Da Col
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