イザーク: 1-21. ミサ曲 《仲間たちよ、ここから健康を祈ってるぜ》(シャンソン《どうしたら楽しみを手に入れられるだろう》によるミサ曲)* ジョスカン・デ・プレ: 22. どうしたら楽しみを手に入れられるだろう イザーク: 23. 思い出して下さい, イエス・キリストよ 24-26. Quis dabit pacem populo timenti? 27. Sive vivamus, sive moriamur 28. Parce, Domine, populo tuo 29-30. O decusecclesiae 31-33. ユダとエルサレムよ
※録音:2020年1月6日-8日、マウアーバッハ教会(ウィーン) ---------- ヨーロッパ各国(オーストリア、ベルギー、イギリス、ドイツ、スイス)のプロフェッショナルな歌手が集ったルネサンス系男声ヴォーカル・アンサンブルの最高峰、「チンクエチェント」。これまで、ジャン・リシャフォールやフィリップ・シェーンドルフ、フィリップ・デ・モンテ、ヤコブ・ルニャールなど、フランドル楽派を中心とするルネサンスの知られざるプログラムでアルバムを彩ってきたチンクエチェントの新録音は、ハインリヒ・イザーク!同世代の巨匠ジョスカン・デ・プレのライバルでもあり、フィレンツェのロレンツォ・デ・メティチや神聖ローマ帝国のマクシミリアン1世に重用されるなどルネサンス全盛期に大きな影響力を持ちながらも、現代ではジョスカンの陰に隠れてしまっていたイザークのミサ曲とモテット集。ミサ曲 《どうしたら楽しみを手に入れられるだろう》(Missa Wohlauffgut Gsell)は、当時のポピュラー・ソング(恐らく元々はフランス語で、後に別のドイツ語のテキストが付けられた)の旋律を基にしたパロディ・ミサで、ジョスカン・デ・プレが同じ旋律を基に作ったポリフォニック・バージョンのモテット(Comment peult avoir joye?)でも知られています。1490年頃に4声のミサとして作曲された後に声部が拡張され、6声のミサ曲として完成したイザークのもっとも素晴しい作品の1つ。ゲスト・メンバーとして、ミサ曲ではポーランド出身のテノール、ヤン・ペトリカが参加しています。
チンクエチェント(男声ヴォーカル・アンサンブル)〔テリー・ウェイ(カウンターテナー)、アヒム・シュルツ(テノール)、トーレ・トム・デニス(テノール)、ティム・スコット・ホワイトリー(バリトン)、ウルフリード・スターバー(バス)〕、ヤン・ペトリカ(テノール)*/Cinquecento
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