1. キャロライン・ショウ(1982-): And the Swallow そしてツバメ 2. 作者不詳: Venite a laudare 来たりて讃えよ(コルトーナのラウダ集) 3. ジュリア・ウルフ(1958-): Guard My Tongue 悪を語らず、偽りを語らず 4. 作者不詳: Cristo e nato キリストは生まれた(コルトーナのラウダ集) 5. 作者不詳: Laude novella sia cantata 新たな賛美よ歌われよ(コルトーナのラウダ集) 6. アルヴォ・ペルト(1935-): Drei Hirtenkinder aus Fatima ファティマより来たれる3人の羊飼いの子供たち 7. ペルト: Kleine Litanei 小さな連祷 8. ペルト: Virgencita ビルヘンシータ 9. 作者不詳: Oi me、 lasso、 e freddo lo mio core ああ、かわいそうに、私の心は冷たい(コルトーナのラウダ集) 10. 作者不詳: Altissima luce 最も崇高な光(コルトーナのラウダ集) 11. 作者不詳: Sia Laudato San Francesco 聖フランチェスコは讃えられん(コルトーナのラウダ集) 12. ペルト: Habitare fratres in unum 団結して一緒に 13. ペルト: Alleluia tropus アレルヤ・トロプス 14. ペルト: Ja ma kuulsin haale… (And I heard a voice…) そして私は声を聞いた
※録音:2019年1月26-27日、6月24日、2020年1月8日、ガルニソン教会、コペンハーゲン ---------- 名指揮者ポール・ヒリアーとアルス・ノヴァ・コペンハーゲンが贈る「…and…」 と題された印象的なアルバム。1980年代後半に巻き起こった“アルヴォ・ペルト・ブーム”を牽引したヒリアーが選んだのは、ペルト、ジュリア・ウルフ、キャロライン・ショウの宗教的作品と、13世紀に中部トスカーナ地方で作られた「コルトーナのラウダ集」からの曲の組み合わせ。明確な調性が生まれる以前の音楽と、緩やかに調性が崩壊した後の音楽は驚くほどに似た風合いを持ち、800年の時を隔てた作品から生まれた幽玄な音世界は聴き手の耳にまっすぐ届きます。美しく澄み切った人の声のハーモニーを存分に味わっていただけることでしょう。
ポール・ヒリアー(指揮)、アルス・ノヴァ・コペンハーゲン
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