ソフィア・セーデルベリ(1972-):水浴場のイントロ 伝承曲(セーデルベリ編曲):リム・リム・リーマ、ホルガローテン ジョン・ニュートン(1725-1807)/山田耕筰(1886-1965)(セーデルベリ編曲):アメージング・グレース/赤とんぼ セーデルベリ:セレナード(ヤーコブ・アクセル・ユーセフソン(1818-1880)の歌による) ペーター・ブルーン(1968-):平和(ジェラード・マンリー・ホプキンズ(1844-1889)/ウィルフレッド・オーウェン(1893-1918)の詩) クリスチャン・エングクヴィスト(1979-):ここは今とても穏やかだ ヘンリク・ダールグレーン(1991-):息子から母へ(マヤ・アンジェロウ(1928-2014)の詩) エミール・フレードベリ(1993-):家に近いところ(エレノア・ルーズベルト(1884-1962)のスピーチから) セーデルベリ:キリエ(グレゴリオ聖歌の主題による)、アヴェ・マリア(グレゴリオ聖歌の主題による) クヌート・ニューステット(1915-2014):サルヴェ・レジナ セーデルベリ:この世はうるわし(べアンハート・セヴェリン・インゲマン(1789-1862)、セシリア・ボート・ホルムベリ(1857-1920)、ノア・シアトル(c.1786-1866)、『スウェーデン葬送ミサ』から)
※録音:2018年6月8日-10日、マーシュヴィンスホルム教会(マーシュヴィンスホルム、スコーネ、スウェーデン) ---------- 「スヴァンホルム・シンガーズ Svanholm Singers」は、テノール歌手セト・スヴァンホルムの子、エヴァ・ブーリーンEva Bohlin により、1998年、大学都市ルンドに創設されました。2001年からはソフィア・セーデルベリ(セーデルベリ・エーベルハード) Sofia Soderberg(1972-)が指揮者を務め、国内のコンサートと日本を含む海外ツアーを重ね、ウプサラのオルフェイ・ドレンガル(OD)とともにスウェーデンと世界を代表する男声合唱団として知られるようになりました。2018年、シンガーズの20周年に際して録音されたアルバム第7作『Exclusive』。ルンド市にある水浴場が改装され、再開イベントのためにセーデルベリが作曲した《水浴場のイントロ》。彼女の編曲で歌われるスウェーデン2つの伝承曲、《アメージング・グレース》と《赤とんぼ》。デンマークのペーター・ブルーン Peter Bruun が、コペンハーゲンで開催された「合唱音楽世界シンポジウム」のため委嘱を受け、ジェラード・マンリー・ホプキンズ Gerard Manley Hopkins の『Peace(平和)』とウィルフレッド・オーウェン Wilfred Owen の『The Next Wa(r 次の戦争)』をテクストにして作曲した《平和》。スウェーデンのクリスチャン・エングクヴィスト Christian Engquist が個人的体験を詩に書き作曲した、シンガーズ主宰の作曲コンペティションのための《ここは今とても穏やかだ》。エレノア・ルーズベルトの「世界人権宣言」のスピーチをテクストにした、シンガーズのテノール、エミール・フレードベリ Emil Fredberg の《家に近いところ》。シンガーズのヘンリク・ダールグレーン Henrik Dahlgren が、「世界人権宣言」から70年の記念コンサートのために団から委嘱され、マヤ・アンジェロウMaya Angelou の詩に作曲した《息子から母へ》。ノルウェーのニューステット Knut Nystedt が、スヴァンホルム・シンガーズと創設者エヴァ・ブーリーンに献呈した《サルヴェ・レジナ》。スカンディナヴィアの主にクリスマスのシーズンに歌われる B. S. インゲマンの詩による歌にいくつかの詩を付け加え、大きく展開させた《この世はうるわし》。ユニークな個性とカリスマ性のあるスタイルで知られるシンガーズの「独占」する曲を「スナップショット」のように並べた構成のプログラムです。
スヴァンホルム・シンガーズ、ソフィア・セーデルベリ(指揮)/Svanholm Singers, Sofia Soderberg, conductor
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