マルカントニオ・インジェニェーリ: 1. 喜んで飛び跳ねなさい(12声) 2. ミサ・ラウダーテ・プエリ・ドミヌム(ほめ称えよ、神のしもべたちよ)I. キリエ 3. より良き生活のうちに(12声) 4. ミサ・ラウダーテ・プエリ・ドミヌム(ほめ称えよ、神のしもべたちよ)II. グローリア 5. キリストよ、あなたを称えます(8声) 6. ミサ・ラウダーテ・プエリ・ドミヌム(ほめ称えよ、神のしもべたちよ)III. クレド 7. スペース・イン・パルテ(オルガン) 8. Ecce venit desideratus (12声) 9. ミサ・ラウダーテ・プエリ・ドミヌム(ほめ称えよ、神のしもべたちよ)IV. サンクトゥス - ベネディクトゥス 10. リディア・ミリ・ナルシソ(オルガン) 11. ミサ・ラウダーテ・プエリ・ドミヌム(ほめ称えよ、神のしもべたちよ)V. アニュス・デイ 12. おお聖なる饗宴よ(8声) 13. クェイ・エスト・イスタ(5声) 14. 立ちて急げ(5声) 15. 私は美しいものを見た(16声) ジョヴァンニ・クローチェ: 16. ジョヴァンニ・クローチェ:主よ、深くへりくだり(8声)
※録音: 11-13 July 2019, St George's, Chesterton, Cambridge, UK ---------- クレモナ出身のインジェニェーリはイタリア後期ルネサンス音楽の作曲家。現在ではその作品よりもモンテヴェルディの師として知られています。幼少期にヴェローナの教会合唱団で歌い、パルマのチプリアーノ・デ・ローレに師事、後にクレモナ大聖堂の楽長に就任したとされています。教会との深い関係にも関わらず、宗教曲と世俗曲を半々の割合で作曲したようです。その作品はほとんどが、500年近くも顧みられることがなかったわけですが、この息をのむような、美しく豊穣な作品の録音からは、彼が当時の巨匠の一人であったことがうかがえます。複合唱(polychoral)に複雑な対位法を駆使した音楽は、スリリングな高揚感をもたらしてくれます。
ケンブリッジ・ガートン・カレッジ合唱団、ヒストリック・ブラス・オブ・ザ・ギルドホール・スクール&王立ウェールズ音楽大学、ジェレミー・ウェスト(コンサートマスター)、ウェイン・ウィーヴァー、ジェームズ・ミッチェル(オルガン)、ガレス・ウィルソン(指揮)
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