≪磔刑≫ 1. The Seven Virgins(ヘレフォードシャーの伝統音楽) 2. ウィリアム・コーニッシュ(1465-1523):Woefully array’d 3. カルロ・ジェズアルド(1566-1613):O vos omnes ≪復活祭の朝≫ 4. ジョン・タヴァナー(c.1490-1545):Dum transisset Sabbatum 5. Love is come again(フランスの伝統音楽) 6. ジャン・レリティエ:Surrexit pastor bonus ≪墓前のマグダラのマリア≫ 7. トマス・モーリー(1557/8-1602):Eheu! They have taken Jesus my master 8. ハインリヒ・シュッツ(1585-1672):『イエス・キリストの復活の物語』より But Mary stood without the sepulchre 9. Bless’d Mary Magdalene(イギリスの伝統音楽) ≪エマオへの道≫ 10. ブルゴーニュのヴィポ司祭(c.995-c.1048):ヴィクティマエ・パスカリ・ラウデス - And behold two of them went that day 11. ヨーゼフ・ラインベルガー(1839-1901):Abendlied 12. ウィリアム・バード(c.1543-1623):Alleluia. And it came to pass 13. ブルゴーニュのヴィポ司祭(c.995-c.1048):ヴィクティマエ・パスカリ・ラウデス - And they said one to another / ハインリヒ・シュッツ(1585-1672):『イエス・キリストの復活の物語』より Verily the Lord is risen 14. ヤコブ・ギッペンブッシュ(1612-1664):Die ganze Welt, Herr Jesu Christ / ザムエル・シャイト(1587-1654):Surrexit Christus hodie / Hilarite(r ドイツの伝統音楽) ≪湖畔≫ 15. Peter saith, I go a-fishing(ジャン・ティスラン(?-1494):O filii et filiae による) 16. Kyrie eleison(グレゴリオ聖歌:ミサ曲第11番『オルビス・ファクトール』) 17. レオノーラ・デステ(c.1515-c.1575):Ego sum panis vivus 18. Lov’st thou me? (ベンジャミン・ブリテン(1913-1976):カンティクル第2番『アブラハムとイサク』による) 19. トマス・タリス(c.1505-1585):If ye love me ≪エピローグ≫ 20. ジョヴァンニ・ガブリエリ(c.1554/7-1612):Surrexit pastor bonus 21. 作者不詳/ジョン・ガードナー(1917-2011)編:Non nobis Domine
※録音:2018年7月23-26日/イギリス、サフロン・ホール/<7-10,12,13,15,18ガーディナーによる編作> [67’37] ---------- イースターを祝う、ガーディナーによる美しい合唱曲集です。復活祭の流れに沿って組曲のように構成された連作絵画を思わせるプログラムで、キリスト復活の劇的な物語を清廉な音楽にのせて語ります。指揮者の意図を完璧に汲む手兵・モンテヴェルディ合唱団による極上のハーモニーがたまりません。研ぎ澄まされつつも、あたたかく献身的な演奏が感動を誘います。このプログラムはガーディナーにとって非常に個人的で大切なもの。それは故郷ドーセットでの家族とのイースターの祈りです。1963年、母マラベル・ガーディナーは復活祭を祝う音楽劇を作り、ケンブリッジ大学在学中のジョン・エリオットも演奏に携わります(モンテヴェルディ合唱団創立の一年前のこと)。劇の上演は1984 年まで20年に渡り故郷で毎年続けられ、そこで歌われる合唱曲はガーディナーにとって故郷の情景と深く結びつくものとなりました。当ディスクはその世界を再構成した内容であり、大事な思い出話を語るような繊細さが輝いています。
サー・ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)、モンテヴェルディ合唱団、イングリッシュ・バロック・ソロイスツ/John Eliot Gardiner, Monteverdi Choir, English Baroque Soloists
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