1-4. 主に向かって新しき歌を歌え BWV 225 Singet dem Herrn ein neues Lied Wie sich ein Vater erbarmet - Gott, nimm dich ferner unser an Die Gottesgnad' alleine - Gott, nimm dich ferner unser an Lobet den Herrn in seinen Taten - Alles, was Odem hat 5-7. 聖霊はわれらの弱きを助けたもう BWV 226 Der Geist hilft unser Schwachheit auf Der aber die Herzen forschet Du heilige Brunst, suser Trost 8-18. イエス、わが喜び BWV 227 Jesu, meine Freude Es ist nun nichts Verdammliches an denen Unter deinen Schirmen Denn das Gesetz des Geistes Trotz dem alten Drachen Ihr aber seid nicht fleischlich Weg mit allen Schatzen So aber Christus in euch ist Gute Nacht, o Wesen So nun der Geist Weicht, ihr Trauergeister 19-21. われ汝とともにあり BWV 228 Furchte dich nicht, ich bin bei dir Ich starke dich Furchte dich nicht, ich habe dich bei deinem Namen gerufen 22-25. 来たれ、イエス、来たれ BWV 229 Komm, Jesu, komm Der saure Weg wird mir zu schwer Du bist der rechte Weg Drum schlies ich mich in deine Hande ---------- バッハのモテットはライプツィヒのカントルに就任した最初の年、1723年から作曲されましたが、現在残存している作品は10曲未満。その中には偽作も含まれているため、実際には恐らく5曲、もしくは6曲が真作とされています。カンタータが200曲以上書かれたことに比べると、モテットの数は本当に少なく感じられます。もともとモテットというジャンルは、宗教曲に限られていたわけではありませんが、17世紀頃には「宗教的な歌詞による声楽曲」として使われ、やがて衰退していきました。とは言え、バッハの時代にはまだ教会でモテットが歌われていましたが、これらは主に流布していた歌曲集が用いられたため新作を書く必要がなく、それよりも、バッハは新しいカンタータを作曲することが求められていたようです。そのため、バッハのモテットはプライヴェートのために書かれたと推測されており、そのどれもが複雑な声部を持ち、多くはアカペラ(無伴奏)で歌われます。しかし最近では楽器を用いる演奏も多く、このアルバムではオルガンとヴァイオリンが効果的に用いられています。ヨーロッパの合唱団にとって、バッハのモテットを歌うことは大いなる喜びであり、ここでも全ての曲がアーマンの指揮のもと、バイエルン放送合唱団によって高らかに歌い上げられています。
バイエルン放送合唱団、ハワード・アーマン (指揮)、マックス・ハント (オルガン)、ギュンター・ホルツハウゼン (ヴィオローネ)/Bavarian Radio Chorus, H. Arman
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