ペッカ・コスティアイネン(1944-):レクイエム(Requiem)(2016)
※録音:2016年10月30日、11月1日 ミカエル・ホール(ミッケリ、フィンランド)/制作・録音:サイモン・フォックス=ガール [58:23] ---------- フィンランドのペッカ・コスティアイネ(1944-)は、主に合唱音楽の作曲家として知られています。100曲を超す合唱作品は、児童合唱のための作品、宗教作品、フィンランド民族叙事詩集『カレヴァラ』にテーマを求めた作品と、大きく3つに分類され、『不滅の詩人』(Alba NCD49)をはじめとする Alba Records の「コスティアイネン自作を指揮する」シリーズで紹介されてきました。《レクイエム》は、ユヴァスキュラ教区とユヴァスキュラ・シンフォニア(シンフォニア・フィンランディア)の共同委嘱により作曲された作品です。〈主よ、永遠の安息を彼らに与え〉〈あなたに賛歌が捧げられ〉〈キリエ〉〈涙の日〉〈主イエス・キリスト〉〈賛美の生贄と祈り〉〈聖なるかな〉〈慈悲深き主、イエスよ〉〈神の子羊〉〈永遠の光〉〈楽園へ〉。「平安、慈悲、光、愛」を清冽、抒情、輝かしい音楽に表すため、〈涙の日〉をのぞき、〈怒りの日〉のように来世を暗く描いた章が省略されています。ユヴァスキュラ・シンフォニアの首席指揮者ヴィッレ・マトヴェイェフ(1986-)は、《チェロ協奏曲》や《アド・アストラ》(ABCD364)などの作曲家としても知られます。トゥルク音楽祭の芸術監督。2020年からサヴォンリンナ・オペラ・フェスティヴァルの芸術監督に就任する予定です。
スヴィ・ヴァユリネン(ソプラノ)、エナ・ポングラク(メゾソプラノ)、シモ・マキネン(テノール)、タパニ・プラトハン(バス)、ムシカ合唱団、ユヴァスキュラ・シンフォニア、聖ミカエル弦楽オーケストラ、ヴィッレ・マトヴェイェフ(指揮)/Jyvaskyla Symphony Orchestra
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