1-5. 二重合唱のためのミサ Kyrie Gloria Credo Sanctus Agnus Dei 6-9. 4つのマリアの歌 H. 235 No. 1. Zvistovani (The Annunciation) No. 2. Sen (The Dream) No. 3. Snidani Panny Marie (Breakfest of the Virgin Mary) No. 4. Obraz Panny Marie (Portrait of the Virgin Mary) 10-14. アリエル(シェイクスピア:テンペスト) No. 1. Ariel's Song, ""Come unto these yellow sands"" No. 2. Full fathom five No. 3. Before you can say, Come and Go No. 4. You are three men of sin No. 5. Where the bee sucks, there suck 15. たんぽぽのロマンス H. 364 ---------- マルタンとマルティヌー、2人の近代作曲家による声楽作品集。12歳の時にバッハの「マタイ受難曲」を聴き感銘を受けたというマルタンは、以降バッハを精神の拠り所にし、数多くの作品を生み出しました。この「ミサ曲」も新古典派の影響もあるものの、やはり根底にはバッハへの敬意が感じられる作品。マルタン自身は「この曲は自分の信仰心の表れであるため公の場では演奏してほしくなかった」と語ったということですが、後にその言葉を撤回。現代では多くの合唱団がこの難曲に挑んでいます。一方マルティヌーの「聖母マリアのための4つの歌曲」はヤナーチェクやバルトークを思わせる民謡風の雰囲気を持ち、合唱でも各声部が競い合うような闊達なやりとりが楽しめます。他には神秘的なマルタンの「アリエルの5つの歌」とマルティヌーの郷愁の念が込められた「たんぽぽのロマンス」を収録。演奏しているデンマーク国立声楽アンサンブルは、エコー賞を獲得し、グラミー賞にもノミネートされた実力ある合唱団です。
デンマーク国立声楽アンサンブル/マーカス・クリード (指揮)
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