エミール・ローベリ:ほぼ4つの即興〔夏の旋律、冬の響き、春の調べ〕(2013)(合唱とサクソフォーンのための)* マリア・リーテル・フリューグ:わたしの胸から息を吐き出し(2014) マッティン・Q・ラーション:百兆の詩篇(2014)
※録音:2016年11月11日-13日、ベーリンゲ教会(ベーリンゲ、スウェーデン) ---------- ウプサラ・ヴォーカルアンサンブルは、1964年、大学を中心に中世から栄えた都市ウプサラに国立の合唱団として設立されました。1980年にホーカン・パルクマン(1955-1988)の指揮で海外ツアーを行ってからは、男声合唱団「オルフェイ・ドレンガル」とともにウプサラを代表する合唱団とみなされるようになりました。「原初の作品」と「時計仕掛け」をかけたタイトルのアルバム『ウールヴェルク』。ウプサラ・ヴォーカルアンサンブルがソフィア・オーグーレンの指揮で初演した3つの作品が収録されました。合唱団、管弦楽団、室内アンサンブルの音楽を主に手がけるエミール・ローベリ(1985-)が、ウプサラ・ヴォーカルアンサンブルの委嘱により「合唱とアルトサックス」のために作曲した、メロディ、サウンド、リズム、即興を異なるアプローチで行った《ほぼ4つの即興》。歌手として知られるマリア・リーテル・フリューグ(1965-)が伝承の詩に作曲した《わたしの胸から息を吐き出し》。フランスのレーモン・クノーの詩をラーシュ・ハーグストレムがスウェーデン語に訳したテクストによるマッティン・Q・ラーション(1968-)の《百兆の詩篇》。「作曲家から直に楽譜が渡される新作を歌うことは、挑戦であり冒険です」。演奏者と作曲者のコラボレーションから生まれたアルバムです。
イェスペル・エーリクソン(サクソフォーン)*、ウプサラ・ヴォーカルアンサンブル、ソフィア・オーグーレン(指揮)/Uppsala Vokalensemble, Jesper Eriksson(sax), Sofia Agren(cond)
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