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11712028 プロコフィエフ:革命20周年のためのカンタータOp.74 輸入盤 プロコフィエフ:革命20周年のためのカンタータOp.74
[AUDITE]

(在庫1SET)

3,310円

 プロコフィエフ:革命20 周年のためのカンタータOp.74

※録音:2017年8月23日/ワイマール・ホール(ライヴ) [41:55]
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プロコフィエフの作品中でも、前代未聞のキテレツな一篇「革命20周年のためのカンタータ」。1937年に作曲されましたが、あまりに大編成すぎるため記念年に初演されることもなく、今日でも演奏機会は極めて稀です。
4管の大オーケストラに加え混声合唱、軍楽隊にアコーディオン合奏、さらにモスクワ放送の効果音部隊までを駆使し、さらに革命シーンでは機関銃の乱射まであり、祝祭音楽ながらプロコフィエフ本来のアヴァンギャルドな天才性を完全に発揮しています。
昨2016年にゲルギエフ指揮マリインスキー劇場管弦楽団が日本初演を行い、一部で非常な話題となりましたが、完全な録音はヤルヴィ盤しかなく、このカラビツ盤の登場は大歓迎と申せましょう。
多数の出演者のみならず、カンタータとはいえ合唱の歌詞もカール・マルクスの「共産党宣言」冒頭から始まり、レーニン、スターリンの演説を聖書の詩句のように用いているのが時代の異常性を示しています。雪解け後はこのスターリンの詩が問題となり、上演の機会を失いました。しかし音楽自体はプロコフィエフならではの機知に富み、親しみやすいメロディと強烈な音響であきさせません。
1976年生まれのカラビツはスターリンの暗黒時代を知らないため、作品をきわめて客観的に音楽的興味を前面に解釈して充実した世界を創り上げています。曲中、レーニンの演説をメガホンでがなり立てる指示がありますが、何とカラビツ自身がロシア語で行っているのも注目。全員が大真面目でこの珍作を力演しています。
auditeならではの高音質録音で、大編成の複雑な音の綾がクリアに再現されます。

キリル・カラビツ(指揮)エルンスト・ゼンフ合唱団、ワイマール・ドイツ国民劇場、エアフルト空軍音楽隊
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