1. Prelude-前奏曲 2. Introit-入祭唱 3. Kyrie-あわれみたまえ 4. The Warrior's Psalm -戦士の詩篇(詩篇 第91番) 5. Hostias-賛美の生け贄と祈り 6. Sanctus-聖なるかな 7. Benedictus-祝福あれ 8. Agnus Dei-神の小羊 9. Lest We Forge-私たちは忘れない 10. Pie Jesu-慈悲深きイエス 11. Libera me-解き放ちたまえ 12. In paradisum-楽園へ
※録音: 25-27 November 2015, St Jude-on-the-Hill Church, London, UK ---------- イギリスの作曲家、アレンジャー、指揮者ティモシー・ハミルトン。彼の合唱作品はイギリスをはじめ、アメリカ、カナダを中心とした大聖堂や教会で歌われています。この「レクイエム」は第一次世界大戦勃発100年目の2014年に演奏するために、2012年に委嘱された作品。ラテン語のテキストによる12の部分から成り、随所に戦争の恐怖と平穏への祈りが描かれています。第4曲目には詩篇第91番「戦士の詩篇」が置かれていますが、これはアメリカの「第91歩兵師団」の部隊で毎夜読まれていたというテキストです。第9曲はオーケストラの間奏曲。最終的なクライマックスへの前兆であり、聴き手の心を鎮める役割を果たしています。最後の「楽園へ」は死者が天国で聴く天使の合唱。作品は静かな終わりを迎えます。21世紀の新しいレクイエムです。
ドムニチ/ジョンストン/スペンス/スタウト/ティンダル/カントリブス/ローズノウ・シンフォニエッタ/ハミルトン
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