1. 第1曲:Stabatmater悲しみの母は立っていた 2. 第2曲:Oquamtristisああ、なんと悲しく、打ちのめされたことか 3. 第3曲:Quisesthomo涙をこぼさないものがあるだろうか 4. 第4曲:Propeccatisその民の罪のために 5. 第5曲:Ejamaterさあ、御母よ 6. 第6曲:Sanctamater聖なる母よ 7. 第7曲:Inflammatus怒りの火によって 8. 第8曲:Quandocorpus肉体が滅びるときには 9. さあ、御母よヘ長調 10. めでたし海の星ト長調/世界初録音
※録音AsamkircheMariadeVictoria,Ingolstadt,Germany/2014年4月7-11日…1-9/2014年4月26日…10/TotalPlayingTime:59'55"" ---------- 13世紀に生まれたスターバト・マーテル(悲しみの聖母)は、17世紀から18世紀にかけてイタリアと南ドイツを中心に数多くの作曲家がこの悲痛な詩に曲を付けています。とりわけ有名なのはペルゴレージやロッシーニの作品であり、19世紀にはドヴォルザークやシマノフスキ、20世紀にはペルト、ペンデレツキら、数多くの名作が生まれています。このマイールの「スターバト・マーテル」は一部が失われていますが、マイール研究家ハウクの手によって、不足している部分が埋められています。マイール自身はこの作品を気に入っており、後のレクイエムでも一部が転用されているなど、折りに触れこの作品に手を加えていたようです。悲痛な内容でありながらも、全体的に明るさに満ちており、最後に置かれた賛美歌はとりわけ清冽な美しさを湛えています
ユン・ジェウォン(ソプラノ)/テレサ・ホルツハウザー(アルト)/ロベルト・ゼリアー(テノール)/イェンス・ハーマン(バス)/ジモン・マイール合唱団/コンチェルト・デ・バッスス/フランツ・ハウク(指揮)/ほか
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