ミサ曲 ニ長調 Op.86(1887/1892…オーケストラ伴奏版) 1. キリエ:Andante con moto 2. グローリア:Allegro vivo 3. クレド:Allegro moderato 4. サンクトゥス:Allegro maestoso 5. ベネディクトゥス:Lento 6. アニュス・デイ:Andante テ・デウム Op.103(1892) 7. Te Deum laudamus われら神であるあなたを讃えん 8. Tu Rex gloriae, Christe 御身、栄えの大君なるキリストよ 9. Aeterna fac cum sanctis 永遠の栄えのうちに数えらるるを 10. Benedicamus Patrem わが父を祝福せよ
※録音 2015年5月30日-6月4日/Concert Hall, Pamplona, Spain Total Playing Time:62'31"" ---------- 1884年、初のイギリス訪問の際に、ロイヤル・アルバート・ホールで自作の「スターバト・マーテル」を演奏し大喝采を受けたドヴォルザーク。初演の成功への感謝の気持ちとともに、イギリスの合唱音楽の伝統にも強く感銘を受けました。その3年後に作曲された「ミサ曲ニ長調」は、彼の友人で著名な建築家ジョセフ・ハラフカが建築した新しい教会の奉献式のために作曲された小規模な作品で、1887年9月の初演時はオルガンの伴奏と小規模な合唱、アルト・ソロではドヴォルザークの妻アンナもソリストとして参加するという親密な雰囲気でした。翌年4月ピルゼンで一般公開されましたが、出版社ジムロックはこの作品に関心を示すことなく、他の出版社NOVELLOが「管弦楽伴奏版」を依頼、こちらが先に出版されました。/古典的な佇まいを持つ美しい作品です。
ビエガス/ロドリゲス=クージ/トーメ/ロペス/オルフェオン・パンプロネス/ナバラ響/ヴィト
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