(1) タリス:私の希望をあなたのほかに (2) ホルスト:アヴェ・マリア (3) マデトヤ:深い淵の底から (4) ブルックナー:正しいものの口は (5) ブルックナー:キリストは私たちのために (6) リゲティ:ルクス・エテルナ 永遠の光 (7) シェーンベルク:地上の平和 (8) プーランク:人間の顔 (9) ヤイロ:サンクトゥス
※録音:2017年3月3日、東京カテドラル聖マリア大聖堂(ライヴ) ---------- 私達が愛好して止まないクラシック音楽。 特に合唱音楽の育まれた背景の源流の一つには、当然ながらカトリック教会の世界がある。 これまで何度もヨーロッパの様々な教会で私は演奏を続けてきたが、日本にはあの様な響の世界の場は極めて少ない。その事が原因なのかは解らないが、むしろ長い残響に違和感を覚え、なかなか合唱音楽演奏としての積極的な活用は、少ないと言えるかもしれない。 所請音楽ホールでの残響は長くても2秒?3秒程度、このCDに納められている演奏ライブの会場は、東京カテドラル聖マリア大聖堂。残響時間は7秒と言われているが、豊かな響の萌芽が聴いて取れよう。 ヨーロッパ諸国に育まれた響の歴史とそれを人類の掛け替えのない、至高の財産にまで 高めた作曲家達の様々な活動の具現が、樹の会の熱意と共に比処には収められている。 音樂監督 藤井宏樹
藤井宏樹(指揮)/樹の会(合唱)
|